老後の住まいの選択肢はいろいろあれど、「なるべく自宅で過ごしたい」と考える方が多いと思います。その「自宅」は持ち家だけではなく、賃貸住宅も含まれます。私は賃貸管理会社に長年勤めていますが、高齢期にひとりで賃貸住宅で暮らし続けるには、現在の日本ではまだまだ課題が多いと感じています。賃貸管理会社の立場から見えている「高齢者が賃貸住宅で暮らすということ」をお伝えしたいと思います。 高齢の単身入居者さんが増えてきた!? 私たちが管理している賃貸物件の入居者さんが、長くお住まいになるうちに、だんだん高齢になっていっていることに気が付いたのはつい最近のことです。入居されたときには40代、50代だった方も、20年もたてば皆さん高齢期に入っていきます。超高齢社会となったことに加え、未婚の方が多くなってきたことで、単身物件から引越す理由がないまま高齢になられた方も多いように見受けられました。 総務省の「令和

