2026年4月27日・5月4日号
誌面ビューアーで読むINDEX

PART1
レアアースを真に牛耳るのは誰か 民間装い覇権広げる中国 対抗軸は豪州の鉄鋼女王
レアアース供給網の中国の寡占を打破すべく西側諸国が動き出した。計85億ドル(約1兆3500億円)の鉱山開発に着手するが、中国も対抗。鉱山と運営会社の株主構造からは東西の主役が見えてくる。

PART2
対日輸出規制で見えてきた課題と対応策 中国が突いた日本の急所 依存脱却へ挑む新技術
中国の対日輸出規制は国内企業への影響が徐々に広がってきている。有識者の分析では、日米の自動車業界で中国レアアース調達網に違いも。「脱レアアース」など、技術力で中国産への依存低減を目指す動きもある。

DATA
レアアースを構成する17元素 特徴や産出国を徹底解剖
レアアース(希土類)とは、産出量が少ないレアメタル(希少金属)の一部で、17の元素を指す総称だ。意外と知られていない、それぞれの元素の特徴や産出国をカード形式で解説する。

PART3
「レアアースの都」、包頭市を歩く 磁石工場、春節もフル稼働 中国、突き進む「自立自強」
「レアアースの都」と呼ばれ、関連産業が集積する中国の包頭市をルポ。春節でも工場は稼働し、急ピッチで新工場建設が進む活況ぶりだ。対日規制の裏に周到な準備も見え、日本の供給網の把握を狙っている。

PART4
米テキサスや南鳥島沖など相次ぐ開発 日米豪、反撃のシナリオ マスク氏参戦で一気呵成
非中国レアアース供給網としてテキサス州のプロジェクトが注目されている。成否を占うのは同盟国、豪州のレアアース大手やイーロン・マスク氏だ。日本は南鳥島沖の海底からの採取・精錬を目指すが、課題は多い。
PROLOGUE
第2特集
人

編集長インタビュー
サイバー攻撃受けたアサヒGHD 勝木社長「危機の時こそ社員を大事に」
2025年9月にサイバー攻撃を受けたアサヒグループホールディングス(GHD)。サイバー攻撃の防御や検知などの状況を俯瞰的に見るガバナンスの不足があったと語る。26年4月には酒類でも全商品の出荷を再開し、反転攻勢をかける。(聞き手は 本誌編集長 熊野 信一郎)

経営教室
荏原製作所・浅見会長の経営教室「企業文化を変えるには自分が変わろう」
企業のガバナンス改革と文化・風土改革は、表裏一体の関係にある。企業風土をどう変えれば、社員の士気や挑戦心をより引き出せるのか。荏原製作所の浅見正男会長が自らの「ハンズオン」の取り組みを語る。
![[敗軍の将]北海道八雲町、資材高騰で隈氏監修の新庁舎が白紙に](https://cdn-business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00115/00255/s800.jpg?__scale=w:240,h:180&_sh=04605408c0)
敗軍の将、兵を語る
[敗軍の将]北海道八雲町、資材高騰で隈氏監修の新庁舎が白紙に
著名建築家、隈研吾氏がデザインを監修した町役場の新庁舎の建設計画が白紙になった。資材高騰が大きく影響した。デザインを2回変更したが入札する業者がいなかった。支払い済みの設計料約1億9000万円はムダに。だが「庁舎だけに大きなお金は使えない」と話す。
連載

グローバルインテリジェンス
プロジェクト生産マネジメント 大規模な建設現場管理に成果
多くの人は、プロジェクト管理と生産システムは全く異なるものだと考えているはずだ。しかし、「プロジェクト生産マネジメント」は優れたスケジュール作成と予算上のパフォーマンスをもたらす。

連載小説「二宮損得」
「この日本には、おぬしを待つ地がまだまだある」藩主の言葉に驚く金次郎
与惣助(よそすけ)が土地持ちになった、との噂はまたたくまに領内へ広がり、4、5人の破畑(はばた)が陣屋へ来て、──二宮先生、わしも、土地がほしい。と希望してくる事態になった。便乗といえば便乗である。しかしながら彼らが地主になるとはまず土地を買うということなので、いわば覚悟の便乗である。
世界鳥瞰
時事深層

プロの洞察(合併・買収)
飛躍的に増加する企業買収の死角 活況M&A、3つの落とし穴に注意
米ベインの第一人者がM&Aの要諦を説く。日本企業のM&Aについて3つの失敗パターンを指摘する。「なぜM&Aなのか」を明文化する準備が不可欠だと話す。

ECONOMIC SECURITY
JERAが進める「ビハインド・ザ・メーター」 発電所一体型DC、千葉が有力か
「電力10年待ち」を解消するため進むデータセンターの地方移転。だがGAFAなどテック大手の関心は高まらず、国外流出の懸念もある。そこでJERAが検討するのが発電所一体型データセンターの構想だ。衛星写真などから候補地を分析した。

TECH
安全対策の不備と低い危機感が盲点 サイバー攻撃の標的はIoT家電
ネットにつながるIoT家電がサイバー攻撃のリスクにさらされている。攻撃者は機器を乗っ取った上で個人ではなくメーカーに身代金を求める。知らぬ間にユーザーが他者への攻撃に「加担」させられてしまう場合もある。メーカーによる安全対策の強化と啓発が待ったなしだ。

DIGITAL
メルカリの株価が4年ぶりの高値 「超メルカリ市」効果で脱・低迷
長らく株価が低迷していたメルカリが復調している。通期業績予想を上方修正するなど好調さを受け、株価が4年ぶりの高値をつけている。「安心・安全」強化などの地道な取り組みが国内フリマ事業をはじめとする各事業の伸長につながったという。メルカリ復調は本物か。
EPILOGUE

ニュースを突く
スパイバーの経営破綻から学ぶ ディープテックでも許されぬ赤字
バイオ繊維のスタートアップが私的整理を決めた。国内有数のユニコーン(企業価値10億ドル以上の未上場企業)の破綻から何を学ぶか。

編集長の視点/取材の現場から
経済合理性の落とし穴
企業の戦略であれ産業政策であれ、経済合理性をベースに考えることに疑いの余地はないと誰もが考えるでしょう。しかし時に大きな落とし穴が姿を現します。

賢人の警鐘
村木厚子氏「若者死因トップは『自殺』。議連の立ち上げ契機に支援策を」
2026年3月12日、家庭や学校に居場所がない10~20代の若者を支援するため、超党派のヤング・プレースレス議員連盟が設立された。経済同友会と非営利団体も立ち上げを支援している。























