上阪 欣史

上阪 欣史

Yoshifumi Uesaka

日本経済新聞社

2001年日本経済新聞社入社。商品部を振り出しに、産業部、企業報道部、メディア戦略部などを経て21年4月から日経ビジネス副編集長。これまでの主な取材テーマは機械・素材などの川上の製造業や商社、エネルギー、スタートアップなど。24年4月、日本経済新聞社に復帰。

◇主な著書
日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか』(日経BP) 2024年

※このプロフィールは、著者が日経ビジネス電子版に記事を最後に執筆した時点のものです。

この著者の記事

脱・中国で世界が注目 プロテリアル、モーター市場で光る日本の磁石

上阪欣史のものづくり再発見

脱・中国で世界が注目 プロテリアル、モーター市場で光る日本の磁石

中国依存脱却が日本と欧米モーターメーカーにとって焦眉の急だが、そこに答えを出したのが磁石を手掛けるプロテリアル(旧日立金属)だ。

米EV大手がほれた金型の雄 黒田精工、技術ブラックボックス化で独走

上阪欣史のものづくり再発見

米EV大手がほれた金型の雄 黒田精工、技術ブラックボックス化で独走

黒田精工はEV駆動用モーターコアの金型で世界シェア3割を握る首位グループに名を連ねる。日米欧中の名うての自動車大手から受注を次々ともぎ取っており、足元では30を超す金型プロジェクトが走っている。24年3月期の受注額は3期連続過去最高となったもようだ。

世界市場は7年で6割増 モーター経済圏で光る黒子 省エネ・精度・材料で独走

第2特集

世界市場は7年で6割増 モーター経済圏で光る黒子 省エネ・精度・材料で独走

電動車や産業機械、家電などそこかしこに内蔵されている「モーター」。日本はモーターの部材や製造装置などで高い競争力を誇り、省電力化の鍵を握る。脱・中国依存の波も後押しし、世界の巨大企業が日の丸ニッチトップの技術を求める。

メンタル危機を防ぐ「聴く力」

編集長の視点/取材の現場から

メンタル危機を防ぐ「聴く力」

4月入社の新卒社員がそろそろ現場に配属される頃。最初ははきはきしていても、初めての環境で心身の疲労が蓄積し、大型連休の前後にメンタルの問題が起こりやすいといいます。いわゆる5月病です。

27兆円のモーター市場 省エネのカギ握るNITTOKUの「巻く」技術

上阪欣史のものづくり再発見

27兆円のモーター市場 省エネのカギ握るNITTOKUの「巻く」技術

ロボットや家電、自動車向けまで多種多様の電子機器に内蔵されているモーター。その市場は自動車や機械の電動化、人手不足に伴う自動化需要を背景に沸き立っている。世界の電気モーターの市場規模は2021年に1131億ドル(約17兆円)だったが、28年までに1819億ドル(約27兆円)に成長…

コロナ禍にマスク自由を掲げた中学校長 「同調圧力ふびんでならず」

検証:出口戦略なき日本のコロナ対策

コロナ禍にマスク自由を掲げた中学校長 「同調圧力ふびんでならず」

新型コロナウイルス禍でもマスク着用自由を貫いた公立中学校が栃木県にある。感染防止と子どもの心身の健康に影響を与えかねないリスクをてんびんにかけた時、学校長はマスク着用自由を呼びかけた。学校長の真意とは。

「賃金を国内製造業でトップクラスに」 日本製鉄・橋本社長の一念

上阪欣史のものづくり再発見

「賃金を国内製造業でトップクラスに」 日本製鉄・橋本社長の一念

製鉄所のリストラによる固定費の削減で、日本製鉄はぜい肉が少なく利益を出しやすい体質へと変わった。それは商品の供給が「綱渡り」に近づくことを意味する。高炉が止まってしまえば顧客への供給不足に直結する。生命線は現場の人材だ。会社を永続させるための人への投資が始まった。

「閉ざされた門」開いたブリヂストン 日本製鉄と深めたトップの絆

上阪欣史のものづくり再発見

「閉ざされた門」開いたブリヂストン 日本製鉄と深めたトップの絆

海外企業を買収して「粗鋼生産能力1億トン」に突き進む日本製鉄だが、追い求めるのは量だけではない。同じ重さでより高い利益が得られる鋼材の比率を増やすのがもう一つの成長エンジンだ。顧客の懐に入り込むのと並行して、高付加価値品を安定供給するための大型投資にも踏み込む。

日本製鉄、インド同業買収での苦難 創業家の徹底抗戦乗り越える

上阪欣史のものづくり再発見

日本製鉄、インド同業買収での苦難 創業家の徹底抗戦乗り越える

全米鉄鋼労働組合(USW)などの抵抗に遭いながらも米USスチールの買収完了に向けて突き進む日本製鉄。2兆円に上る海外巨大企業の買収手続きが難なく終わるとは、つゆほども思っていない。それはインドの鉄鋼大手を手に入れるため、幾多の苦難を乗り越えてきた過去があるからだ。

日本製鉄、USスチール買収の舞台裏 「さびた会社」か検分せよ

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「米USスチールを約2兆円で買収」──。日本製鉄による2023年12月の発表は産業界に衝撃を与えた。だが、トランプ前米大統領が買収阻止を明言するなど、大勝負の行方には暗雲が垂れ込めている。これは成長戦略に「グローバル粗鋼生産能力1億トン」を掲げた日本製鉄の無謀な挑戦なのか。