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■【PROLOGUE】米ブラックストーン、「旧赤プリ跡地」ビル4000億円買収の衝撃
■【PART1】朝8時半に始まる「小さな経営」 社会変化に先行する、勝てる投資のメカニズム
■【PART2】ブラックストーン流バリューアップ術、Goodな日本企業を「Great」に
■【COLUMN】米ブラックストーン、個人投資家を開拓 日本の現預金「1126兆円」に照準
■【PART3】「不惑」のブラックストーン ウォール街の起業家が“金融界の王”になった足跡
■【INTERVIEW】ジョナサン・グレイ社長兼COO 成長促す「We can do more」精神
■【EPILOGUE】プライベートエクイティ業界の再編淘汰と日本が迎える正念場
「赤プリ」と呼ばれたグランドプリンスホテル赤坂の跡地に立つ複合ビルを買ったのは、世界最大のプライベートエクイティ(PE=未公開株)会社だった。西武ホールディングス(HD)子会社は2月、「東京ガーデンテラス紀尾井町」(東京・千代田)を、米ブラックストーンに約4000億円で売却した。
PE会社は企業の非中核資産や企業そのものを買収し、経営改善や追加投資などで価値を引き上げる。そして新規株式公開(IPO)やM&A(合併・買収)を通じ、保有株を売却してリターンを得る。ホテルやレジデンス(住居)などで構成するガーデンテラス紀尾井町もブラックストーン流の変革が進む。
ホテルの価値向上は大規模改装による稼働率や客室単価の引き上げが定石だ。だが2016年に開業したガーデンテラス紀尾井町は施設面で改善する余地が少ない。そこで宿泊客の8割強に達していた外国人の利用目的に着目した。
「ホテルの滞在を楽しむ観光客はビジネス客より単価が高い」。米ホテル大手ヒルトン・ワールドワイドを再建したブラックストーンには知見があった。まずは外国人宿泊者の6割を占める観光客を8割に高める。盆踊りイベントを開くなど矢継ぎ早に手を打った。結果、一般的な客室の単価は13万~15万円と前年比で13%伸びた。
総数135戸のレジデンスもてこ入れ中だ。開業時は全戸賃貸だったが、定期借家の契約終了に合わせ分譲への切り替えが進む。都心の高級住宅は富裕層に人気で、建物全体の収益力を引き上げている。
駐車場に見た投資の勝算
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