GWに子どもと整理したい 服やおもちゃ、学用品…捨てる基準は?
新生活が始まって1カ月がたち、子ども用品の整理に悩む家庭が増えています。思い出の詰まったおもちゃや服はなかなか捨てられず、どう片付けるか迷う人も多いようです。
「子ども用品の整理と親子の片付け」をQ&Aで解説します。
Q 子どものおもちゃや服を捨てられない人が多いのはなぜ?
A 子どもが小さいころに使っていたおもちゃや服には、家族の思い出がたくさん詰まっています。初めて買った服や、家族でおそろいにした服などは特に手放しにくいと感じる人が多いです。
Q どんなふうに整理しているのかな。
A 東京都内の30代男性は、もう着られないベビー服でもきれいに洗ってアイロンをかけ、丁寧にたたんで段ボール箱に入れて保管しています。思い出があるものは、すぐには捨てずに大切にしまっているそうです。
Q おもちゃを譲り合うイベントを実施している会社もあるんだね。
A 神奈川県の田嶋裕香さんは、勤務先の会社「ランクアップ」で行われている「社内リユースマーケット」というイベントを活用しています。社員同士で使わなくなった子ども用品を持ち寄り、譲り合う企画です。
Q 子どもと一緒に整理するときは、どんなことが大切なの?
A 整理収納アドバイザー1級認定講師で、個人・企業を問わず整理収納をサポートしてきた「暮らしStyle(スタイル)」代表の大熊千賀さんは「自分が大切なもの、使いやすいものを選ぶという視点から片付ける方法もあります」と話しています。
Q 捨てたら良いと分かっていても、ためらってしまう時もあるよね。
A 大熊さんは「無理をしてまで手放そうとしなくてもいい」とアドバイスしています。
その上で、子どもが「もう要らない」と判断しても保護者に未練がある場合、大切なのは子どもの判断を尊重することだと指摘します。
Q 具体的にはどうしたらいいの?
A 思い出の品や高額だったものなど、つい「取っておきなさい」と言いたくなってしまう場面はあります。
でも、子どもからしたら「自分の判断は間違っていたのかな」と思うきっかけになり、そうした経験が積み重なると「これは捨ててもいいの?」と自分で判断できなくなっていくことにもつながります。
親が取っておきたいものは、まずは子どもの判断を尊重しつつ、「これはお母さんが気に入っているから、もらってもいい?」と聞いて、親が管理するのが良い方法だそうです。
Q 反対に親は不要だと思っても、子どもが捨てたくないものもあるよね。
A 親から見るとただの石でも、子どもにとっては大切な宝物、ということもあります。大熊さんは、子どもの意見に寄り添い「とっておきたい理由がある」と考えて、安易に捨てない姿勢が大切だといいます。
Q 整理することでどんな力が身につくのかな。
A 大熊さんは「おもちゃや服を必要なものと手放すものに分けていく判断は、将来的にお金や時間の管理、進路や人生の岐路で判断する力を培っていくことにもつながると思います。家でなにをしたいか、どんな部屋にしたいのかといった理想を、子どもの意思を尊重しながら一緒に描いていくことは、子どもにとっても自分だけのお城をつくっているようでワクワクする楽しい経験になると思います」と話しています。