にかほ市
| にかほし にかほ市 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
|
夕景の象潟 | |||||
| |||||
| 国 |
| ||||
| 地方 | 東北地方 | ||||
| 都道府県 | 秋田県 | ||||
| 市町村コード | 05214-1 | ||||
| 法人番号 | 4000020052141 | ||||
| 面積 |
241.11km2 | ||||
| 総人口 |
21,063人 [編集] (推計人口、2026年4月1日) | ||||
| 人口密度 | 87.4人/km2 | ||||
| 隣接自治体 |
由利本荘市 山形県:飽海郡遊佐町 | ||||
| 市の木 | むら杉 | ||||
| 市の花 | ねむの花 | ||||
| 他のシンボル |
市の鳥 : 海鵜 市の魚 : 鱈 | ||||
| にかほ市役所 | |||||
| 市長 | 市川雄次 | ||||
| 所在地 |
〒018-0192 秋田県にかほ市象潟町字浜ノ田1番地 北緯39度12分11秒 東経139度54分28秒 / 北緯39.203度 東経139.90772度座標: 北緯39度12分11秒 東経139度54分28秒 / 北緯39.203度 東経139.90772度 | ||||
| 外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
| ウィキプロジェクト | |||||
にかほ市(にかほし)は、秋田県の南西部に位置する市。2005年(平成17年)10月1日に仁賀保町、金浦町、象潟町が合併して誕生した[1]。秋田県で唯一のひらがな自治体である。
地理
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気候
[編集]ケッペンの気候区分によると、にかほ市の気候は温暖湿潤気候(Cfa)に属する。降雪量が多く、豪雪地帯に指定されている。
年平均気温は13.0℃である。平年値では猛暑日が0.4日、真夏日が16.2日、夏日が74.6日、真冬日が1.4日、冬日が49.2日となっている[2]。
年平均降水量は1567.9mmである。
年平均日照時間は1532.1時間である。
| 極値[3] | 観測値 | 観測年月日 |
|---|---|---|
| 日最高気温 | 38.2℃ | 2020年9月3日 |
| 日最低気温 | -8.7℃ | 1999年2月4日 |
| にかほ(にかほ市金浦字南金浦、標高7m)の気候 | |||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
| 最高気温記録 °C (°F) | 16.5 (61.7) |
20.0 (68) |
23.3 (73.9) |
28.8 (83.8) |
29.1 (84.4) |
34.4 (93.9) |
37.4 (99.3) |
38.1 (100.6) |
38.2 (100.8) |
32.3 (90.1) |
27.3 (81.1) |
21.7 (71.1) |
38.2 (100.8) |
| 平均最高気温 °C (°F) | 5.1 (41.2) |
5.4 (41.7) |
8.4 (47.1) |
13.8 (56.8) |
18.9 (66) |
22.7 (72.9) |
26.4 (79.5) |
28.7 (83.7) |
25.3 (77.5) |
19.6 (67.3) |
13.8 (56.8) |
8.2 (46.8) |
16.4 (61.5) |
| 日平均気温 °C (°F) | 2.5 (36.5) |
2.6 (36.7) |
5.2 (41.4) |
10.0 (50) |
15.1 (59.2) |
19.3 (66.7) |
23.3 (73.9) |
25.1 (77.2) |
21.5 (70.7) |
15.9 (60.6) |
10.3 (50.5) |
5.2 (41.4) |
13.0 (55.4) |
| 平均最低気温 °C (°F) | −0.2 (31.6) |
−0.3 (31.5) |
1.7 (35.1) |
5.8 (42.4) |
11.3 (52.3) |
15.8 (60.4) |
20.3 (68.5) |
21.6 (70.9) |
17.7 (63.9) |
11.8 (53.2) |
6.4 (43.5) |
2.0 (35.6) |
9.5 (49.1) |
| 最低気温記録 °C (°F) | −7.6 (18.3) |
−8.7 (16.3) |
−5.8 (21.6) |
−2.4 (27.7) |
3.6 (38.5) |
7.2 (45) |
12.0 (53.6) |
12.7 (54.9) |
8.8 (47.8) |
3.1 (37.6) |
−4.5 (23.9) |
−6.4 (20.5) |
−8.7 (16.3) |
| 降水量 mm (inch) | 126.8 (4.992) |
87.6 (3.449) |
90.3 (3.555) |
86.4 (3.402) |
93.8 (3.693) |
105.9 (4.169) |
166.5 (6.555) |
160.1 (6.303) |
152.4 (6) |
166.5 (6.555) |
175.3 (6.902) |
169.8 (6.685) |
1,567.9 (61.728) |
| 平均降水日数 (≥1.0 mm) | 22.3 | 18.0 | 15.8 | 12.0 | 11.1 | 10.0 | 12.4 | 10.4 | 12.5 | 14.5 | 19.0 | 23.1 | 180.3 |
| 平均月間日照時間 | 33.2 | 56.4 | 115.3 | 175.9 | 196.6 | 178.8 | 161.8 | 199.0 | 154.5 | 132.6 | 80.5 | 39.7 | 1,532.1 |
| 出典:気象庁(平均値:1991年 - 2020年、極値:1976年 - 現在)[4][5] | |||||||||||||
歴史
[編集]町名
[編集]「にかほ」は仁賀保の読みをひらがなにしたもの[6]。2003年5月23日、新市名を一任された6人の町長議長により協議が行なわれ、4対2で新市名を「にかほ」市に決定し、法定協議会が全会一致でこれを了承した[6]。
合併までのいきさつ
[編集]平成の大合併において、2002年6月に法定合併協議委員会を秋田県内で最も早く[7]設立した。しかし新市の名称が「にかほ市」となり、本庁舎の所在地が金浦町役場と決まったことにより[8]、象潟町が反発。町民アンケートでも単独立町が合併推進を上回り多数を占めたため、2003年10月に合併協の離脱を申し入れ[9]、議会もこれに同意した[10]。他の二町はこれに同意せず、合併協議会は枠組みを残したまま中断状態になった。そのため、美郷町が同県に於ける大合併の口火を切ることとなった。
中断中の2004年3月、「新市の名称と事務所の位置」を再協議することについて秋田県知事寺田典城が三町長に対して提案したが、象潟町長はアンケートで自立を選択した町民が多数を占めたことを理由に2点の再協議が行われるのみでは法定協議会に復帰しない意思を示した[11]。
その後、離脱申し入れ当時の象潟町長が任期満了で退任し、それに伴う町長選挙で、合併推進を掲げた元象潟町職員の横山忠長が当選した。象潟町は新市の名称と事務所の位置の再協議を含む三項の申し入れを合併協議会に行い、それに対する合併協議会の了承を受けたうえで、町民アンケートを行い、協議会復帰の意見が多数だったことを受けて、合併協議会に復帰した[12]。再協議の結果、自治体名を「にかほ市」のままとし、本庁舎の所在地を象潟町役場とすることとなった[13]。その後の協議を経て、2005年10月に合併。にかほ市が誕生した。初代市長には、旧象潟町長だった横山が元県職員の候補を退けて就任した。
新住所表示
[編集]合併協議の遅れによって決まっていなかった合併後の住所は、旧仁賀保町・金浦町地域の住所から旧町名が省かれ、旧象潟町だけ住所に旧町名を残すことになった。このため、合併後の象潟地域で新たに郵便番号を付番した地域が存在する。
シンボル
[編集]合併後の2006年(平成18年)、市民からの応募をもとに4種類のシンボル(市の象徴)が選定された[14]。なお、ムラスギは旧仁賀保町、ネムノキとウミウは旧象潟町、タラは旧金浦町のシンボルでもある。
- むら杉〔市の木〕
- 貴重な天然スギ林を形成するムラスギは、学術的価値が高く市の宝として守り育てるべき木で、秀峰鳥海山に抱かれたにかほ市を象徴する木である。
- ねむの花〔市の花〕
- にかほ市内に多く生育するネムは、松尾芭蕉『きさかたや』の句にも詠まれ、県内で最も温暖な気候条件にあるにかほ市を象徴する花である。
- 海鵜(うみう)〔市の鳥〕
- 市内の海岸に生息するウミウは、大須郷海岸に本州日本海側としては唯一の繁殖地を有し、豊かな環境と生態系を有するにかほ市を象徴する鳥である。
- 鱈〔市の魚〕
- 掛魚(かけよ)まつりで知られるタラは、人々と日本海との関わりの歴史を有し、独特の文化を伝承するにかほ市を象徴する魚である。
人口
[編集]秋田県内の市で最も人口が少ない。
| にかほ市と全国の年齢別人口分布(2005年) | にかほ市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― にかほ市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
にかほ市(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 総務省統計局 国勢調査より | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
行政
[編集]歴代市長
[編集]| 代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 職務執行者 | 巴徳雄 | 2005年10月1日 | 2005年11月13日 | 旧・仁賀保町長 |
| 初-3代 | 横山忠長 | 2005年11月13日 | 2017年11月12日 | 旧・象潟町長 |
| 4-5代 | 市川雄次 | 2017年11月13日 | 現職 |
市庁舎
[編集]- 象潟庁舎(旧象潟町役場)(市長部局、市議会が所在)
- 仁賀保庁舎(旧仁賀保町役場)
- 金浦庁舎(旧金浦町役場)
- 仁賀保庁舎(旧仁賀保町役場)
- 金浦庁舎(旧金浦町役場)
警察
[編集]消防
[編集]- にかほ市消防本部
- にかほ市消防署
議会
[編集]市議会
[編集]経済
[編集]産業
[編集]本市の就業者総数は12300人で産業別の構成比は、第1次産業が10.1%、第2次産業が39.2%、第3次産業が50.7%(平成27年国勢調査)である。第1次産業については鳥海山の豊富な水資源を利用した稲作を中心とする農業や日本海の豊かな恵みを活かした漁業が盛んに行われており、農業生産額は32億円(平成29年市町村別農業産出額(推計))、漁業における漁獲量は1016t(平成29年海面漁業生産統計調査)である。
第2次産業については製造品出荷額等の総額が1493億円となっており、上位から電子部品・デバイス・電子回路製造業が1240億円(83.1%)、生産用機械器具製造業が138億円(9.2%)、金属製品製造業が 31億円(2.1%)である。製造品出荷額等の8割以上を電子部品・デバイス・電子回路製造業が占め、生産用機械器具製造業及び金属製品製造業を加えると大凡95%となる。製造業種に従事する従業員数は市内従業員数の約3割を占めるなど、本市は県内随一のハイテク産業の集積する工業地となっている(平成28年経済センサス-活動調査)。
また、本市に立地する製造業者は約150社にのぼり、本市の産業別にみた生産額では製造業が全体の66.4%を占めており最も高い。また秋田県全体における製造業の産業別生産額は22.7%を占めており、県との比較においても圧倒している(平成27年にかほ市人口ビジョン-産業別域内生産額の構成比(平成17年))。
第3次産業については全産業就業者数の5割を占めており、本市の自然や貴重な歴史・文化遺産に支えられた「観光」や「医療、福祉」、「卸売業、小売業」への従事者比率が高くなっている(平成27年国勢調査)。
にかほ市に本社を持つ企業
[編集]工業
[編集]TDKの企業城下町、またはゆかりの地として知られ、旧・仁賀保町とその周辺には、TDKの工場・関連会社が集中する。硬式野球部も保有している(後述)。
漁業
[編集]
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)(現・地図・空中写真閲覧サービス)の空中写真を基に作成。
秋田県漁業協同組合が、にかほ市で水揚げされるズワイガニのうち高品質な雄を「秋田 にかほ本ズワイ」に認定してブランド化を図っている[15]。
郵便局
[編集]金融機関
[編集]- 北都銀行(仁賀保支店・象潟支店(金浦支店・酒田本町支店) - 指定金融機関
- 秋田銀行(象潟支店(仁賀保支店・金浦支店))
- 羽後信用金庫(仁賀保支店・象潟支店)
- 秋田しんせい農業協同組合(仁賀保支店・金浦支店・象潟支店)
姉妹都市・提携都市
[編集]国内
[編集]海外
[編集]交通
[編集]鉄道
[編集]バス
[編集]道路
[編集]高速道路
[編集]一般国道
[編集]主要地方道
[編集]一般県道
[編集]教育
[編集]高等学校
[編集]中学校
[編集]小学校
[編集]- にかほ市立平沢小学校
- にかほ市立院内小学校
- にかほ市立金浦小学校
- にかほ市立象潟小学校
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集]名所・旧跡・観光スポット
[編集]祭事・催事
[編集]出身有名人
[編集]スポーツチーム
[編集]市外局番
[編集]- 市外局番は0184で、由利本荘市と共通である。
脚注
[編集]- ↑ にかほ市の概要と取組みの紹介 農林水産省 (2024年9月17日閲覧)
- ↑ にかほ(平年値)
- ↑ にかほ(観測史上1~10位の値)
- ↑ “平年値(年・月ごとの値)”. 気象庁. 2026年4月13日閲覧。
- ↑ “観測史上1~10位の値(年間を通じての値)”. 気象庁. 2026年4月13日閲覧。
- 1 2 杉原毅「揺れる民意と政治的困惑-秋田県下の事例から」『月刊 自治研』2004年10月号
- ↑ 『大内町広報』平成15年2月号
- ↑ 秋田県における市町村合併の記録 にかほ市 Archived 2014年12月19日, at the Wayback Machine.
- ↑ 『仁賀保町・金浦町・象潟町合併協議会だより かけはし』第15号
- ↑ 『仁賀保町・金浦町・象潟町合併協議会だより かけはし』第16号
- ↑ 『仁賀保町・金浦町・象潟町合併協議会だより かけはし』第17号
- ↑ 『仁賀保町・金浦町・象潟町合併協議会だより かけはし』第19号
- ↑ 『仁賀保町・金浦町・象潟町合併協議会だより かけはし』第20号
- ↑ “「市の木、花、鳥、魚」”. にかほ市. 2026年1月9日閲覧。
- ↑ 「秋田・にかほ市産 ズワイガニ ブランド化」『日経MJ』2020年1月13日(フード面)2020年1月15日閲覧
- ↑ “9月定例市議会” (2006年10月1日). 2026年1月9日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- にかほ市役所
- にかほ市役所 (@NikahoCity) - X(旧Twitter)
- にかほ市 (NikahoCityOffice) - Facebook
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