Fashion

スカーフをネクタイ代わりに ジャケット姿が品よく

プロのコーデ

2026.4.21

仕事着のカジュアル化やクールビズの定着で、ネクタイを締める機会が減っているという人も多いはず。その一方で会食や会合といった場では、きちんと感や程よい華やかさが求められます。そんな今、メンズも活用したいのがスカーフです。首元に巻くだけで奥行きが生まれ、エレガントな装いに。最新のスカーフ事情とオンオフの着こなしをトゥモローランド丸の内店(東京・千代田)の橋本良彦さんに教わりました。




さらっと巻ける、ライトなタイプが主流に

――メンズフロアには様々な色や型のスカーフが並んでいますね。どのようなものが人気ですか?

「ボリュームが出過ぎず、コンパクトに巻けるものが人気です。最近では正方形のスカーフに加え、細長のタイプなども登場しています。さりげないけれどファッションのアクセントになる。その絶妙なバランスが今のファッションにフィットしているのではないでしょうか。以前はスカーフというと難しく感じる方も多かったのですが、ネクタイやアクセサリーの感覚で取り入れてもらいたいですね」

トゥモローランド丸の内店の橋本良彦さん

――店頭では、ジャケット×スカーフの提案も目立ちます。

「スーツのカジュアル化やクールビズの影響で、ネクタイを購入する機会はどうしても減っていると感じます。スカーフはややカジュアルなジャケットスタイルにも合うので、ネクタイに代わる新たな選択肢になり得るのではないでしょうか。一枚あれば仕事終わりのディナーや会食の際、パッと映える華やかな装いになります」

「実用面でも優秀です。ジャケットの襟裏って汚れやすいですよね。羽織る時にスカーフを巻いておけば、汗や皮脂がジャケットに付かず清潔に保てます」

巻かずに垂らすだけ 縦長のタイプも人気

ストールのような縦長のスカーフも登場している

色選びのコツ シャツやジャケットと同色に

――色や柄を選ぶ時、迷ってしまったら?

「日常的に使うなら、色や柄があまり強くないものがおすすめです。ジャケットやシャツで使われている色と合わせる形で、同系色でまとめるのがよいでしょう。例えば、ネイビージャケットと白シャツの装いならスカーフはネイビーか白という具合です。それだけで全体がきれいにまとまりますよ」

「服装がシンプルな日は、スカーフを主役にするのもありです。ただし、その場合も色を使い過ぎないがコツ。ジャケットもパンツもスカーフも全部がカラフルという状態は避けたほうが無難です。3色くらいに絞り、装いの主役をどこにするか決めるだけで、ぐっと洗練されます」

素材はシルク スタンダードな正方形タイプから

――どんな素材がおすすめですか?

「やはりシルクです。シルクスカーフは軽く巻くだけでふわっとした立体感が出て、巻き方を頑張らなくてもいい感じの雰囲気を作り出してくれます。とりわけ細番手のシルクを用いたしなやかなスカーフは、巻いた時にボリュームがバーンと出ず、形が崩れにくいのでおすすめです。夏なら通気性のいいリネン素材や、シルクとリネンをミックスした素材がいいでしょう。汗を吸って乾きも早い。シャツ1枚になる季節には特におすすめですね」

――使いやすいサイズの目安は?

「まずはスタンダードな正方形のスカーフを手に入れてください。(スカーフを測りながら)68センチくらいのサイズが万能です。メンズだと以前はバンダナサイズが主流でしたが、小さすぎると首がギュッと詰まってしまい、ふわっとした立体感が出しづらいです。大きすぎず、小さすぎないサイズを選ぶことで柄やシルクの表情を楽しめます」

まずは首に巻き、先端を固結びに

――初心者でもできる巻き方を教えてください。

「基本は細長く折り畳んだスカーフを首に巻いた後に先端を固結びするだけ。スカーフをあまり目立たせたくなければ、そのままシャツやニットの中に入れ込んでください。細長スカーフなら、巻かずに垂らしてジャケットの内側に差し込む方法もよく提案します。スカーフリングに通して固定するのもおすすめです」

橋本さんに特におすすめのスカーフを使ったオンオフのコーディネートを提案してもらった。まずはビジネスシーンを想定したルックから。