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新疆ウイグル問題

中国・新疆ウイグル自治区で深刻な人権抑圧が続いています。現地で何が起こっているのか、世界の目が向いています。

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サンデーコラム

本音語ったウイグル族=米村耕一・中国総局長

漢族の風習であるお祝いの札を門に貼り付けた少数民族の民家。「中華への愛で先頭に立とう」「中国語を学び身を立てよう」と書かれている=新疆ウイグル自治区カシュガルで2021年2月、米村耕一撮影
漢族の風習であるお祝いの札を門に貼り付けた少数民族の民家。「中華への愛で先頭に立とう」「中国語を学び身を立てよう」と書かれている=新疆ウイグル自治区カシュガルで2021年2月、米村耕一撮影

 <Sunday Column>

 5月下旬に中国・新疆ウイグル自治区を訪問したバチェレ国連人権高等弁務官に対して、メディアや各国政府、人権団体から失望の声が相次いだ。米紙ワシントン・ポストは社説で「(ウイグルの人権問題に関する報告書の発表を遅らせてまで)訪中する価値はなかった。中国は宣伝目的に悪用するだろう」と指摘し、米国や欧州の政府は「期待外れだった」(独外務省)、「懸念が残る訪中だった」(ブリンケン米国務長官)との声明を相次いで出した。

 いずれも中国側による制限により、自由に実態を見ることができないまま訪中を終えたことを批判するものだ。しかし、中国で自由な視察が困難なのは最初から分かっていたことであり、だからといって現地を見ることが無意味だというのも、やや乱暴な議論に思える。私自身の体験や、最近公開された中国内に住むウイグル族男性の手記から考えてみたい。

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