沖縄の人が見せ物として大阪の博覧会で陳列された1903(明治36)年の「人類館事件」を題材にした戯曲が3~6日、那覇市で演じられる。戯曲は2021年2月にも上演されたが、当時は新型コロナウイルス禍の中、オンライン配信のみで、今回は8年ぶりに観客の前で披露される。劇中にはこんなセリフがある。「彼らはなにゆえに差別されるのでありましょうか」。戯曲は人の内面に潜む差別的なまなざしを問う。
登場人物は「調教師ふうな男」「陳列された男」「陳列された女」の3人のみ。劇は「黒人、ユダヤ人、朝鮮人、琉球人、アイヌ、インディアン、エトセトラ」を取りそろえた人類館で、ムチを手にした調教師ふうな男が、観客に語りかける場面から始まる。
この記事は有料記事です。
残り1007文字(全文1317文字)
【時系列で見る】
-
方言に込めた島の怒り 沖縄の言葉で歌うラップ、引き継がれる思い
1235日前 -
方言使うと叱責・平手打ち・罰金 沖縄、学校が強いた標準語
1236日前 -
「差別される」恐怖心が奪った誇り 方言札が語る祖国復帰の思い
1237日前 -
「復帰50年」沖縄の歴史映す鏡=新城和博 ライター・編集者
1238日前 -
演劇が突きつける「沖縄と本土の距離感」 復帰50年に問う
1271日前 -
喜劇で問う、差別 「人類館事件」題材、人の内面とは
1281日前 -
沖縄本土復帰50周年記念 「宮崎のオジイ、オバアに元気届けたい」 行橋の宮村さん、三線ライブ /福岡
1301日前 -
米兵の性暴力、刻む傷 戦争終結後もやまぬ「嵐」 「忘れぬ」女性ら年表に
1349日前 -
沖縄復帰50年 平和の維持、考えよう 学徒隊の手記朗読と絵本読み聞かせ 伊賀 /三重
1350日前 -
難解な沖縄の歴史 若手研究者が解説します 書籍、動画で発信
1361日前 -
「沖縄は何千年分も国に奉仕した」 参院選・自民敗北の底流
1362日前 -
9月の沖縄知事選が行方を左右か 辺野古設計変更で国を提訴
1362日前 -
辺野古設計変更、沖縄県が国を提訴へ 国交相に裁決取り消し求める
1363日前 -
日本復帰50年 沖縄から笑いを発信、若手芸人が目指すもの
1382日前 -
米国統治、復帰運動、ブーム…沖縄県史「現代」編刊行 77年の厚み
1386日前 -
新たな決意と重い支援 ひめゆり平和祈念資料館の基本理念、語り継ぎ
1401日前 -
日本から失われる「熟考」 沖縄復帰を巡る演劇が問いかけるもの
1403日前 -
「平和な空」願い 宮森小の米軍ジェット機墜落事故63年 沖縄
1406日前 -
米国統治下で吹き荒れた「性暴力の嵐」 地上戦後も続いた沖縄の苦難
1406日前