特集

毎日新聞オンラインイベント

最前線で取材する記者による深堀りイベントやスポーツ、美術などの楽しみ方を紹介するイベントを開催しています。プレミアムプランの方と宅配購読者無料プラン、宅配購読者プレミアムプランご加入の方は視聴無料です。

特集一覧

国宝を取り巻く魅惑の世界と課題を語り合う

オンラインイベント「国宝からひもとく日本の美術」の様子=東京都港区で2022年12月2日
オンラインイベント「国宝からひもとく日本の美術」の様子=東京都港区で2022年12月2日

 毎日新聞は2022年12月、「国宝」をキーワードに日本美術を考えるオンラインイベントを開催した。同月18日まで東京・上野の東京国立博物館(以下、東博)で開かれていた「国宝展」を入り口に、近代日本美術史が専門で東京芸術大学大学美術館教授の古田亮さんと、日本美術を主な領域とするライターの橋本麻里さんが、国宝をめぐる制度や課題について作品をあげながら語り合った。進行役は、毎日新聞学芸部の記者、平林由梨が務めた。【まとめ・平林由梨】

鑑賞体験の共有で高揚

 平林 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」は東博が所蔵する国宝全89件を一挙に見せる初の試みです。本展についてどのような印象をお持ちですか?

 古田 わたしはここの学芸員でしたので長谷川等伯の「松林図屏風(びょうぶ)」を自然光の下で見たことがあります。博物館でガラスケース越しに国宝を見るという経験は、当然ながら作品が生まれた当時とは全く異なる経験であるということは感じますね。

 橋本 コロナ禍で、オンライン上で展覧会を見られるようになるなど鑑賞の機会は拡大しました。でもやっぱり美術館や博物館に行って多くの人と鑑賞体験を共有するのは楽しい、高揚する、ということを改めて感じました。

 平林 目玉の一つ「刀剣の間」では国宝刀剣19件が光を放っていました。…

この記事は有料記事です。

残り3414文字(全文3966文字)

【時系列で見る】

関連記事

あわせて読みたい

アクセスランキング

1時間
24時間
SNS

スポニチのアクセスランキング

1時間
24時間
1カ月