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出産有無で「私のほうが大変」競争 悩みの背景にある社会の風潮

参加者の悩みに答える信田さよ子さん=東京都千代田区で2023年3月17日、小林努撮影
参加者の悩みに答える信田さよ子さん=東京都千代田区で2023年3月17日、小林努撮影

 毎日新聞社は3月17日、カウンセラーの信田さよ子さんをゲストに迎え、妊娠・出産・子育てにまつわる悩みを考える「相談会」を開き、オンライン配信した。参加者から事前に寄せられた悩みを紹介しながら、それぞれが背負う問題を考え、気持ちを分かち合った。【菅野蘭】

連載企画に多くのコメント

 毎日新聞は、3月8日の国際女性デーに合わせ連載企画「産む、産まない、産めない~私の場合」を展開した。異なる立場の女性の物語を通じて、ジェンダー格差や妊娠・出産・中絶を巡る問題を考えた。配信した記事には、自身が抱える悩みや共感など多くのコメントが寄せられた。

 相談会は連載に連動した取り組み。日本公認心理師協会の会長で、原宿カウンセリングセンターの顧問を務める信田さんが、参加者の切実な声を受け止めてくれた。

 労働や子育て分野を担当し、性差別を取材してきた中川聡子記者(現在は人事部)と、連載を担当した一人で、毎週水曜にジェンダーをテーマにしたポッドキャスト「今夜、BluePostで」を配信する私も参加した。

「我慢や苦痛」は美徳じゃない

 寄せられた悩みは、社会や周囲が求める「母親」という役割への期待と重圧、そして立場の違いで生まれる対立という部分で共通性があったと感じている。

 相談会では、①産む・産んだこと②産まない・産めない事情③妊娠、出産や子育てに関連する社会の問題――の3分類に分けて紹介した。

 印象的だったやりとりがある。「(出産経験の有無で)『私のほうが大変』と競争になるのが嫌。母親として負わされる重い役割を『つらい』と話せば、『自分で選んで産んだのに』と言われる」との声を取り上げた時のことだ。

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