特集

新疆ウイグル問題

中国・新疆ウイグル自治区で深刻な人権抑圧が続いています。現地で何が起こっているのか、世界の目が向いています。

特集一覧

ウイグルの人権侵害、早期解決を 「名を失った」経験持つ議員の願い

インタビューに答える自民党の英利アルフィヤ衆院議員=東京都千代田区で7月31日、藤井達也撮影
インタビューに答える自民党の英利アルフィヤ衆院議員=東京都千代田区で7月31日、藤井達也撮影

 国連の全加盟国(193カ国)が参加する総会が米国で開かれている。中国・新疆ウイグル自治区での政府によるウイグル族への抑圧は、欧米諸国から人権弾圧だと批判されており、今年も国連総会の第3委員会(人権)で各国が意見を交わす見通しだ。かつて国連職員として人権問題に取り組んだ自民党の英利(えり)アルフィヤ衆院議員(34)は、ウイグルにルーツを持ち、中国政府の制度のもとで「名前を失った」経験がある。「一日も早く、犠牲者が少ない形で、人権侵害を終わらせることが我々世代の大きな課題だ」と話し、国連や日本政府が対応するよう訴える。

 中国北西部の新疆ウイグル自治区は、モンゴルやカザフスタンなどと国境を接し、主にイスラム教を信仰するウイグル族が多く暮らす。分離・独立運動に対する警戒から、中国政府によりウイグル族が多数収容される再教育施設の衛星写真や、施設内での性的暴力を訴える収容者の証言などを欧米メディアが報じている。

 英利氏はウイグル出身で中国籍だった両親を持ち、日本で生まれた。「自分らしく、世界に羽ばたいてほしい」という母親の思いから、ウイグルで飛行機を意味する言葉にちなんで「アルフィヤ」と名付けられた。

 ウイグル族の名前は普段、アラビア文字やアルファベットで表記されるが、中国の戸籍には漢字表記が必要で「阿丽菲亚(阿麗菲亜)」の文字を当てた。中国語で読むと…

この記事は有料記事です。

残り1420文字(全文2000文字)

【時系列で見る】

関連記事

あわせて読みたい

この記事の特集・連載

アクセスランキング

1時間
24時間
SNS

スポニチのアクセスランキング

1時間
24時間
1カ月