「存在意義に影響も」 宮内庁関係者が抱く危機感 進む皇族減少
毎日新聞
2023/12/21 06:01(最終更新 12/21 10:37)
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皇室は1990年代の26人をピークに現在は17人まで減少し、高齢の皇族も多い。そんな皇室で今、何が起きているのか。
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「活動できる成年皇族が少なくなり、いろいろな願い出(行事の出席依頼)があっても対応できないことが一番困っている」。皇室の現状について、宮内庁幹部はこう説明する。
現在の皇室は17人(男性5人、女性12人)で構成し、21日時点の平均年齢は59・47歳。1947年に11宮家が皇籍離脱した後の皇室で最も高く、国民の平均年齢(47・66歳、2020年国勢調査)よりおよそ12歳高い。高齢の皇族は活発に活動することは難しく、21年に秋篠宮ご夫妻の長女小室眞子さん(32)が結婚して皇室を離れるなど人数も減っている。
宮内庁は上皇さまが19年4月に退位される前、皇族方の活動内容の見直しを実施した。秋篠宮さまは皇太子だった天皇陛下の公務の多くを引き継いだが、「一度引き受けたものを断るのは難しい」(同庁関係者)と大幅な内容の見直しはされなかった。
国民との接点減る未来も
行事への出席を求める各団体からの願い出は、昭和や平成の頃から慣例的に続く行事が多い。宮内庁は主催者が複数の行事を開く場合は主要な行事のみに参加を絞ったり、参加をご夫妻から単独に変更したりと工夫してきた。しかし、皇室が先細りする現状では、新たなジャンルを…
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