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皇位継承

安定的な皇位継承を巡る議論が平行線をたどっています。天皇陛下より若い資格者は、秋篠宮さまと長男悠仁さまだけです。

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皇族確保の議論は待った無し 幅広い合意形成に必要な課題とは?

安定的な皇位継承に向けた皇族数確保を巡る協議を行う全体会議に臨む額賀福志郎衆院議長(中央右)と尾辻秀久参院議長(同左)ら=衆院議長公邸で2024年5月17日午後2時1分、平田明浩撮影
安定的な皇位継承に向けた皇族数確保を巡る協議を行う全体会議に臨む額賀福志郎衆院議長(中央右)と尾辻秀久参院議長(同左)ら=衆院議長公邸で2024年5月17日午後2時1分、平田明浩撮影

 衆参両院の正副議長は17日、衆院議長公邸で与野党各会派の代表者と会談し、安定的な皇位継承に向けた皇族数確保を巡る協議が始まった。皇族数の減少は危機的状況で、皇室典範改正などの法整備が喫緊の課題となっている。通常国会の会期末が約1カ月後に迫る中、幅広い合意形成がどこまで図れるのか注目される。

 同時公開の記事あります。
 愛子さまは皇室に残られるか?会期末まで1カ月、与野党合意の行方

 現在、未婚の皇族6人のうち、秋篠宮さまの長男悠仁さま(17)を除く5人が女性で、現行制度では結婚により皇室を離れられる。

 政府の有識者会議が2021年12月にまとめた報告書は、①女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する②旧宮家出身の男系男子を養子縁組で皇族とする――の2案を軸に打ち出した。これを基に与野党が意見を交わした。

 ①案は、主要政党がおおむね容認する。実現すれば天皇陛下の長女愛子さま(22)らが婚姻後も皇室に残ることが可能となる。ただ、夫と子にも皇族の身分を与えるかを巡って、各党の見解に溝がある。

愛子さまらの夫や子は皇族?一般国民?

 夫と子を皇族としない考えを示した報告書について、自民、公明、日本維新の会、国民民主の4党は容認する立場だ。ただし、問題が指摘される。

 一つの家庭の中で身分の違いが生じ、戸籍や財産などで制度上の混乱が懸念される。「夫婦が同等の権利を有する」と定める憲法24条との整合性も問われる。さらに、一般国民である夫や子は、基本的人権に基づく政治活動、営業活動、表現などの自由が保障される。政治的な主張を発信したり、ビジネスで皇室を利用したとみなされたりすれば、さまざまな問題が生…

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