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湯本館/下 古いものを大切にして 創業152年、4代目 /東京

露天風呂(手前)からは狩野川の清流とせせらぎも堪能できる
露天風呂(手前)からは狩野川の清流とせせらぎも堪能できる

湯本館 静岡県伊豆市湯ケ島1656の1

 湯本館の露天風呂は主屋から下った狩野川沿いにある。目の前を流れる清流の水量は豊かで、せせらぎが耳に心地よい。緑の木立からは野鳥のさえずりも聞こえてくる。風情があり、心が洗われるような気分になる。

 露天風呂は部屋、グループごとの貸し切りで利用できる。これに加えて、時間帯で男性、女性の入れ替えをする大浴場や婦人風呂、展望檜(ひのき)風呂がある。社長の土屋晃さん(65)は「どの風呂も天然温泉100%の源泉掛け流しで、湯は柔らかい。保温力が高いので、昼は元気に走り回っていた子どもも温泉に入った後は、ぐっすり寝てしまう」と笑う。

 露天風呂から旅館を眺めると、真ん中に茶系色の木造2階建ての建屋(主屋)が見える。1905(明治38)年築で、主屋とつながっている左右の建屋は増築されたという。創業は1872(明治5)年で、土屋さんの妻で現女将の裕子さん(63)が4代目になる。土屋さんは裕子さんと結婚してJAに勤めていたが、後継ぎがいなくなった旅館を2006年に継いだ。土屋さんがその思いを語る。

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