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「失われた30年」と言われるニッポン。社会に横たわる難題はなぜ解決されないのか。毎日新聞の調査報道がその本質に深く迫ります。

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祭りの復活へ あの手この手で伝統を継承 47都道府県アンケート

香川県が無形民俗文化財に指定する「北条念仏踊」。担い手が亡くなったために休止状態にあるが、来春にも活動を再開する予定だ=香川県坂出市提供
香川県が無形民俗文化財に指定する「北条念仏踊」。担い手が亡くなったために休止状態にあるが、来春にも活動を再開する予定だ=香川県坂出市提供

 全都道府県を対象にした毎日新聞のアンケート調査で浮かび上がった各地の祭りの危機。一方で、伝統ある祭りを次世代に残そうと奮闘する地域も多い。

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中世から続く踊り

 30年ぶりの復活を果たそうとする祭りが、香川県にある。

 県が無形民俗文化財に指定する伝統芸能「北条念仏踊(おどり)」(坂出市)が休止に追い込まれたのは1995年。中心的な担い手が亡くなったためだったが、来春にも活動を再開する予定だ。

 同県教委生涯学習・文化財課によると、念仏踊りは、香川で国司をしていた菅原道真が雨乞いをしたのが始まり。道真の日記にも同じ記述があるといい、担当者は「歴史を今に伝えている。間違いなく中世の終わりくらいから踊りは続いていた」と、次世代に伝承する意義を説く。

記録映像見て再現

 踊りを最後に奉納したのは94年。瀬戸内海歴史民俗資料館(高松市)の職員が踊りの全場面を動画で撮影していた。この映像が復活の決め手となった。踊り方や各役の配…

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