殿堂入りの鉄腕・岩瀬仁紀さん 「今でもゾクッ…」とするあの試合
毎日新聞
2025/1/23 07:30(最終更新 1/24 18:44)
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17年余りの歳月を経ても口にしたのは、やはり「あの一戦」だった。今年の野球殿堂入りを果たした元中日の岩瀬仁紀さん(50)。マウンドではポーカーフェースだった左腕が、控えめながらも、19年間の現役生活で小さく胸を張ったのも「日本シリーズ」だった。
1-0、53年ぶりの日本一、完全試合…
「今でも、あのシーンは(思い出すと)ゾクッとするぐらい緊張感が走ります」
岩瀬さんはプロ通算1002試合登板、407セーブの日本記録を持つ。その実績も評価されて日本球界最高の栄誉を手にし、16日の通知式後の記者会見では「現役時代、最も印象に残っている試合は」と問われた。答えは当然、2007年11月1日の日本シリーズ第5戦だった。
中日が日本ハムを相手に3勝1敗とし、勝てば日本一が決まる一戦だった。ここで先発の山井大介投手(現1軍投手コーチ)が八回まで一人の走者も許さぬ、パーフェクトピッチングを見せた。
1―0のしびれる試合での白星、53年ぶりの中日の日本一、プロ野球史上初の日本シリーズの完全試合……。これらの達成までに残りアウト三つと迫った九回、落合博満監督(当時)がマウンドへ送り出したのが岩瀬さんだった。山井投手が右手中指のマメを潰していたための決断だった。
ナ…
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