2011年3月の東日本大震災から14年になるのを前に、岩手県立釜石高校の震災伝承グループ「夢団(ゆめだん)」が8日、釜石市のラグビー場で語り部活動をした。生徒たちは迅速な避難の重要性や震災を語り継ぐ大切さを観戦に訪れた人に訴えた。
「夢団」は2020年から地元のラグビーチーム「日本製鉄釜石シーウェイブス」(釜石SW)が鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで開催する試合に合わせ、敷地内の伝承碑前で各自の体験や避難の大切さなどを3分程度に凝縮して伝えてきた。
今回活動したのは1、2年生の2人。初めて参加した1年生の森真心(こころ)さん(16)は震災で母方の祖父を失った。自身に当時の記憶はないが、中学2年の時に母親から話を聞き「震災が遠くの出来事ではないと実感し、当事者意識が高まった」という。高校入学後に夢団の存在を知り「自分が伝えないとみんなの記憶が薄れてしまう」と語り部になることにした。
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