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2脚2輪のドイツ日記

ベルリン支局・五十嵐朋子記者が車いすユーザーの夫との暮らしを通じ、ドイツと日本の違いや「共生」について考えます。

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2脚2輪のドイツ日記

産後数日、何かがおかしい… 1~3割が経験「お産のトラウマ」とは

母子手帳の出産経過について書かれたページ。出生手続きなどでコピーを取ることが多かった=2025年1月6日午後4時28分、五十嵐朋子撮影
母子手帳の出産経過について書かれたページ。出生手続きなどでコピーを取ることが多かった=2025年1月6日午後4時28分、五十嵐朋子撮影

 2024年4月、夫の諏訪正晃(39)と一緒にドイツ・ベルリンでの生活を始めた私(記者)は、8月末に現地で娘を出産した。妊娠の終わりに「妊娠高血圧症」という合併症を発症し、緊急帝王切開という予期せぬ形ではあったものの、娘が元気に生まれてほっとした。特派員の仕事、車いすユーザーである夫との生活に続き、赴任時に考えていた三つ目のテーマである「異国で子どもを産んで育てられるか」という挑戦が始まった。

 しかし、産後数日たってから「何かがおかしい」と自覚した。娘が生まれた時のことを思い出すと、涙が止まらなくなってしまうのだ。出生届などの手続きのために母子手帳のコピーを取ったり内容を見返したりすると、出産時に入院した1週間のことを延々と考え続けてしまう。ある時は夫が外出先から帰宅すると私が居間で泣いていて、夫はびっくりしていた。

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