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町へ出よう 書を探そう

本離れやネット購入の普及など逆風の中でも、個性的な取り組みで注目される書店が各地にあります。そんな本屋さんを訪ね歩いてみました。

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始まりは「町唯一の書店閉店」 緑が覆うセレクトショップと本屋さん

2階はZINEを販売するほか、活版印刷も=神奈川県大磯町で2025年4月23日、上東麻子撮影
2階はZINEを販売するほか、活版印刷も=神奈川県大磯町で2025年4月23日、上東麻子撮影

 海と山が近く、歴史的な町並みが残る神奈川県大磯町。緑に覆われた小さな店が、ひっそりとたたずむ。中に入ると、味わいのある焼き物やガラスの食器が置かれ、両脇に控えめに本棚が並ぶ。食や文化、地元にゆかりのある本が多い。

 つきやまBOOKSは、元々は毎月第3日曜に大磯港で開かれる「大磯市」に出店するクラフト作家のセレクトショップだった。7年前に町唯一の書店がなくなり「それなら、うちでやろう」と2021年に本を置き始めた。

 当初は新刊本を仕入れていたが、それだけでは経営が難しい。そこで「個人でできる小さな本屋さん」をコンセプトに、オーナー制の「貸し棚」も始めた。そのうち「薦めたいけれど、絶版になったから売りたくはない本がある」とオーナーから相談され、本を貸し出す図書館コーナーを併設した。

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