ゴールデンウイーク明けごろからPTAは、新年度の役員や活動方針などを承認する定期総会シーズンを迎える。強制加入や非効率な運営など理不尽な話を耳にしながらも、「多くの人が入会するのであれば仕方ない」と入会した人も少なくないだろう。
PTAの取材を10年以上続けるライターの大塚玲子さん(53)に保護者はPTAとどう向き合えばいいかアドバイスを求めた。【聞き手・前本麻有】
企画「何のため?PTA」ではPTAの現状を取材し、時代に合った保護者会組織のあり方を考えます。
<前回>PTA廃止、地域巻き込む改革 元民間人校長・藤原和博さんの狙い
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――PTAへの入会は任意ですが、入会が不安な保護者もいます。
◆まず、自分たちの子どもが通う学校のPTAについて調べてみてください。強制的な加入や会費徴収など一般の団体では認められないことを、PTAでは当たり前のようにしていることがあります。
入会届がない▽「加入は任意」だと説明がない▽個人情報の扱いに問題がある▽会費が無断で口座から引き落とされる▽強制的な役員決めがある▽役員を「できない理由」を言わされる――といったチェック項目に当てはまると要注意です。このような理不尽な点がないか、確認してみてください。
今の役員たちが活動を見直したり、改革に取り組んでいる最中だったりするかもしれませんので、調べずに「入るのはやめよう」と判断しないでください。
PTAでの活動が他の保護者と知り合うきっかけや学校の様子を知る糸口になることもあります。悪いことばかりではありません。
まず問い合わせを
――強制的な入会や役員決めがされているとわかった場合はどうすればいいですか。
◆入学前なら校長、既に在学中ならPTA会長に問い合わせてみてください。声を上げずにいたら、そのまま進んで役員や委員決めに入ってしまいます。
PTAと学校は一体化しているように見えるので「従っておこう」と思いがちですが、PTAと学校は別団体なので無理に入る必要はありません。
疑問点については直接話したり、手紙など文書で伝えたりすることをおすすめします。文書の場合は回答を求めた方がいいでしょう。
代行サービス、必要?
――最近はPTAの負担軽減のためにイベントの企画運営を外注するなどPTA代行サービスも…
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