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第81期本因坊戦

第81期本因坊決定戦五番勝負に関する特集ページです。

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タイトル死守の一力本因坊 原動力になった「世界王者」のプライド

第80期本因坊決定戦五番勝負第5局で、芝野虎丸十段(右)に勝って3連覇を果たし、対局を振り返る一力遼本因坊=神奈川県箱根町のホテル花月園で2025年7月2日午後7時33分、和田大典撮影
第80期本因坊決定戦五番勝負第5局で、芝野虎丸十段(右)に勝って3連覇を果たし、対局を振り返る一力遼本因坊=神奈川県箱根町のホテル花月園で2025年7月2日午後7時33分、和田大典撮影

 2日に神奈川県箱根町の「ホテル花月園」で打たれた囲碁の第80期本因坊決定戦五番勝負第5局。一力遼本因坊(28)がフルセットの末、挑戦者の芝野虎丸十段(25)を降し3連覇を果たした。4月に十段を獲得し勢いに乗る相手に苦しみながらもタイトルを死守した一力本因坊。その裏には「世界王者」のプライドと、更なる高みを目指したいという思いがあった。

 「あと一つ勝つのが大変だと痛感した。今はうれしさよりも安堵(あんど)の気持ちが大きい」。一力本因坊は終局後の記者会見でこう語った。

 前期、余正麒八段の挑戦を退けて初防衛を果たした後、2024年9月の応氏杯世界選手権を制し、日本勢として19年ぶりの世界一に輝いた。「世界戦で優勝したことで世界一にふさわしい棋士になりたいという思いが強くなった」

 同10月の名人戦で芝野名人(当時)を破り、自身初の4冠に。しかしその後、取材や対談、イベント参加など多忙を極め、年末から年明けにかけて調子を落とす。今年の棋聖戦はフルセットの末に4連覇を果たしたものの、今シリーズが始まる前までの成績は9勝6敗。「2月ぐらいまでは結果も内容もあまり良くなかった。世界一に見合った碁ではないと感じていた」。今シリーズ前のインタビューでこうもらし「本因坊戦のほか、国際棋戦のLG杯も控えているので、ここから調子を上げていきたい」と宣言していた。

AI超えの一手に驚きの声

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