ハリウッドを代表する米国の映画俳優・監督のロバート・レッドフォードさんが16日、89歳で死去した。出演・監督作品を通じて、米国の良心を体現した世界的スターだった。
下積み生活を経て「明日に向って撃て!」(1969年)で一躍有名になったのは、30代になってから。ポール・ニューマンさんが扮(ふん)した銀行強盗ブッチの相棒、サンダンス役で、鮮烈な印象を残した。ニューマンさんとは「スティング」(73年)でもコンビの詐欺師を演じたが、ニューマンさんのふてぶてしさとは対照的に、アウトローながら洒脱(しゃだつ)で、清潔感を漂わせていた。
そのイメージは終生変わらない。ダスティン・ホフマンさんと新聞記者を演じた「大統領の陰謀」(76年)、「華麗なるギャツビー」(74年)の謎めいた富豪、遅咲きの野球選手に扮した「ナチュラル」(84年)。金髪碧眼(へきがん)の典型的な白人の二枚目ながらアメリカンヒーローではなく、内面の屈折や葛藤を抱えた人物を演じて代表作となった。
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