9月に出版された「首都圏は米軍の『訓練場』」(藤原書店)のプロローグ及び1章を毎日新聞デジタルで全文配信します。
プロローグ
■トランプ関税 日本を最初の交渉国にしたワケ
2025年の春、米国発の暴風によって、日本の国会は蜂の巣をつついたような騒ぎになった。
米国の利益を極端に優先するトランプ氏が大統領に返り咲き、日本を含む約60の対米貿易黒字国・地域に高額関税を課すと宣言したのだ。
その手法は、世界最大の経済大国という「強者」の立場を利用した露骨なものだった。自らつくり出した高額関税を交渉カードとして使い、相手国に要求を飲ませる。そんな魂胆は明らかだ。各国が戦々恐々とするなか、最初の交渉相手に選ばれたのが、日本だった。
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