「あれ、働けない?」 夫の韓国赴任に同行、バリキャリに思わぬ壁
毎日新聞
2025/11/26 12:00(最終更新 12/3 18:04)
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時間を忘れて没頭するぐらい仕事が好きだ。育休が明けたら当然、元の仕事に復帰するつもり。夫の海外転勤について来たけれど、リモートで働けるから大丈夫……。だが、現実は違った。「あれ、働けない?」
広告業界で働く千尋さん(34)=仮名。新卒でゲームアプリを製作する会社に入り、企画プランナーとして勤務した。シナリオ制作の全体統括を任され、手がけた作品は漫画化だけでなく、実写映画化までされた。
成功に飽き足らず、「もっとプロモーションを学びたい」と2019年には広告代理店へ転職。企画コンペでしのぎを削り、提案が通ればさらなる仕事につなげようと昼夜なく働いた。「私はバリキャリ」と自任する。最も優秀な社員を表彰する賞も手にした。
自分の結婚式にまつわるさまざまなタスクも仕事と同時並行で進め、乗り切った。何でも努力すれば思いはかなった。しかし、今回はうまくいくかわからない。
「育休中だからこそ」と同行
24年に第1子を出産。育休を取得中に、産業機械メーカーに勤務する夫が韓国・ソウルに転勤することになった。「育休中だからこそできること」と考え、家族で海を渡った。
25年に入り、…
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