「全然楽しみじゃなかった」 選手も変えた鹿島・鬼木監督の統率術
毎日新聞
2025/12/6 16:45(最終更新 12/9 17:57)
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時に尻をたたくように、時に自主性を促すように――。サッカー・J1で鹿島アントラーズを9季ぶりの優勝に導いた鬼木達(とおる)監督(51)は、監督としてJ1最多となる5度目の優勝を飾った。いかにチームを統率したのか。
得意のプレーと異なり…
鹿島のMF知念慶選手(30)は昨オフ、鬼木監督の就任を知った時の心境を、苦笑しつつ打ち明ける。
「全然楽しみじゃなかった。嫌でしたね。確実に苦労するだろうなと思っていたので」
鬼木監督は2017~24年、川崎フロンターレを率いてJ1で4度の優勝を含む七つの国内主要タイトルを獲得した。知念選手はプロ1年目を含む計5シーズン、川崎で鬼木監督の指導を受けた。当時のポジションはFWだった。
23年から鹿島でプレーし、2年目の昨季は球際の強さや運動量を買われて守備的MFにコンバートされ、J1のベストイレブンに輝く飛躍の年となった。
「つなぐサッカー」を理想とする鬼木監督は守備的MFに対し、チャンスを作る上での中継役などを求める。これは知念選手が得意とするプレーとは異なる。
昨季より先発出場の機会が減った知念選手は「案の定、苦労した時期もあった」というが、監督の思いを正面から受け止めていた。
「オニさんは常に…
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