「新春浅草歌舞伎」の1部は序幕が「梶原平三誉石切」。染五郎の梶原がさっそうとして「物語」もきかせる。又五郎の六郎太夫が娘の梢(左近)への思いなど情味十分に舞台を締める。橋之助の大庭、男寅の俣野。
中幕の舞踊「相生獅子」は鶴松(20日より男寅)と左近。前シテは華やかで後シテに勢い。「藤娘」は莟玉で、娘らしさがあり、潮来節での振りが優美。
2部の序幕は「傾城反魂香 土佐将監閑居」。橋之助の又平が師に認められぬ悔しさを見せ、女房おとく(鶴松、18日より莟玉)の一言に怒りを爆発させる場面に説得力がでた。鶴松は夫への気づかい、愛情をしっかりと表現した。
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