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歌舞伎の肌に、びんつけ油 老舗製造 白塗り下地、化粧崩れなし 角界とは異なる用途

作業中の山口大貴さん。専用器具で成形機の出口を熱し、びんつけ油が出やすいよう滑りをよくしている
作業中の山口大貴さん。専用器具で成形機の出口を熱し、びんつけ油が出やすいよう滑りをよくしている

 力士の整髪料として大相撲で使われるびんつけ油。角界とは異なる用途で、歌舞伎界では重宝されている。白塗りの下地として顔に塗れば、激しい動きで汗をかいても化粧が崩れることはない。江戸末期から180年以上続く老舗の化粧品メーカーが製法を今に受け継ぎ、伝統芸能を支え続けている。

 和歌山市の「シマムラ」は江戸末期の1842(天保13)年創業。初代・島村冨次郎が油商として、びんつけ油の製造・販売を始めた。当時は女性が日本髪、男性がちょんまげの時代で日常の整髪料として親しまれ、「紀州びんつけ」の名で明治時代にかけて全国に販路を広げた。

 1919(大正8)年に事業を継承した4代目が香川県・小豆島にオリーブ園を開設し、肌に塗るオリーブ油やハンドクリームの製造を始めた。現在では同社の主力商品に育った。

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