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私立・国立中の受験者数が首都圏で過去最多に。少子化が進む中、受験熱は地方にも広がっています。

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令和のリアル 中学受験

中学受験で英語入試広がる 専門塾が語る「受験生に必要な覚悟」とは

グロウリッチイングリッシュスクール塾長の畑公人さん=東京都三鷹市で2025年12月12日、川上珠実撮影
グロウリッチイングリッシュスクール塾長の畑公人さん=東京都三鷹市で2025年12月12日、川上珠実撮影

 中学受験では、国語・算数・理科・社会の4科目が主流だ。ところが近年は、国際教育に力を入れる私立校を中心に、英語入試や英検の成績を加味した選考を取り入れる動きが広がっている。

 小学3年生から英語が必修化されて間もなく6年。小学生以下の英検受験者も右肩上がりに増えている。

 ただ、東京都内で5校を展開する英語専門塾「Grow Rich English School (グロウリッチイングリッシュスクール)」塾長の畑公人さん(34)は「英語入試に挑むには、相応の覚悟が求められます」と指摘する。

 どんな学習が必要なのだろうか。中学受験の英語事情を探った。

  <主な内容>
 ・あの難関校も英語入試導入
 ・小学校レベルを超える英語力必要
 ・英語入試に挑むための学習とは
 ・子どもの「チャレンジゾーン」
 ・求められる英語「以外」の力
 「令和のリアル 中学受験」第32部は2月下旬に公開予定です。

中受で英検…あの難関校も

 中学受験の模試を行う首都圏模試センターによると、帰国生入試以外で英語入試を取り入れる首都圏の中学校は2014年に15校だったが、25年は140校まで増えた。

 「生徒たちの将来のキャリアを考える上で、学校にとってグローバル教育は無視できないものになっています。英語を利用して受験できる学校の選択肢も確実に広がっていくでしょう」と畑さんは指摘する。

 難関校でも、選考で英語を課す動きが広がっている。

 中高一貫校の豊島岡女子学園は25年度の入試から、従来通りの4教科入試(国語、算数、社会・理科)に加え、英検の取得級に応じたみなし得点と算数の得点をもとに合否を判定する入試を取り入れた。4教科入試と算数・英語資格入試の併願も可能としている。

 東京女学館は26年度から、高い英語力を育む国際学級を1学年1クラスから2クラスに増やす。この学級の入試を対象に、国語と算数に加えて英検による加点制度を導入する。

 頌栄女子学院も、26年度から英検の取得級に応じたみなし得点と国語、算数の合計点で合否を判定する入試を導入する。

英語入試で問われる力は?

 注意したいのは、中学受験の入試では、小学校レベルを上回る英語力を求められる傾向があるということだ。

 小学校の授業は、あくまで英語学習の入り口の位置づけで、発音や表現に慣れることが中心…

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