2年待ち続けたガザへの入境 「天井のない監獄」で募る悔しさ
毎日新聞
2026/2/15 11:01(最終更新 3/13 16:10)
有料記事
1505文字
イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まって2年4カ月。毎日新聞記者は12日、イスラエル軍に同行し、戦闘開始後初めて、パレスチナ自治区ガザ地区に入った。
「物資は送っている」
イスラエル軍への同行取材では、パレスチナ自治区ガザ地区にある人道支援物資の集積所にも案内された。積み上がった毛布や調味料などが、ビニールに包まれていた。
「集積所はほとんど空になっている。多くの物資がすでにガザに送られたからだ」。軍のショシャニ報道官は、物資が順調に搬入されていると強調した。
イスラエル側による物資制限で、ガザの一部では戦闘中に飢餓が発生した。昨年10月の停戦後は、米国などの圧力もあり、支援物資の搬入量は増えている。
ただイスラエルは、イスラム組織ハマスによる軍事転用を警戒。建築資材などの搬入は制限され、復興はほとんど進んでいない。家を失った多くの住民は、今もテントでの避難生活を余儀なくされている。
また、2月1日に再開したエジプトとの境界にあるラファ検問所は、傷病者らの往来に限られ、物資の搬入は認められていない。この点についてショシャニ氏に問うと、「支援物資の量を決める権限は軍にない。我々の役割は、搬入許可の手続きを円滑に進めることだ…
この記事は有料記事です。
残り968文字(全文1505文字)
【時系列で見る】
-
米軍、イラン周辺で軍備増強を加速 革命防衛隊は軍事演習でけん制
75日前 -
米がイラン大規模攻撃の準備か 「戦争に近づいている」現地報道
75日前 -
米軍のイラン攻撃、「今週末にも」と米報道 数週間続く可能性も
76日前 -
トランプ米政権、イスラエルと近くイランを大規模攻撃か 米報道
76日前 -
「無法地帯」で進む過激化 ユダヤ人入植者の重犯罪、5割増に
77日前 -
静かにむしばまれる生活 拡大するユダヤ人入植者による住民追放
77日前現場ルポ -
米国とイランが2回目の核協議へ 交渉本格化、双方の譲歩が焦点
78日前 -
政府、「平和評議会」初会合に担当大使派遣へ ガザ再建に関与
78日前 -
暫定統治を担う委員会、ガザに入れず イスラエルが妨害か
80日前 -
2年待ち続けたガザへの入境 「天井のない監獄」で募る悔しさ
80日前現場ルポ -
5分に1回、鳴り響く銃声 ガザ中央部から見た街の姿 軍同行取材
80日前現場ルポ -
米軍、シリア南部のIS掃討拠点撤収 基地は暫定政権の管理下に
82日前 -
イスラエル、ガザ占領地「拡大」の疑い 撤退ラインの標識移動か
84日前 -
米、空母打撃群の追加派遣検討 核問題巡りイランへの圧力さらに強化
84日前 -
死ぬ子ども、ひそかに動く標識…ガザを分割するイエローラインの実情
84日前現場ルポ -
インドネシア軍、治安維持でガザ派遣か 停戦後初の外国部隊の見通し
84日前 -
ネタニヤフ首相とトランプ大統領が11日に会談 イラン情勢協議
87日前 -
イラン核交渉、トランプ氏「非常に良い協議」 関税で圧力強化も
87日前 -
高濃縮ウランの国外搬出、イランが提案 米は前向き反応
88日前