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ウクライナ侵攻

ロシアがウクライナに全面侵攻してから26年2月で4年を迎えます。現場では今、何が起こっているのか。トランプ米大統領が意欲を示す停戦の行方はーー。

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ウクライナ侵攻4年~戦禍に耐える

「父がいたころに戻りたい」 戦死のウクライナ兵、娘のかなわぬ思い

一人息子のセルヒさんの遺影に手を置くナタリア・ホフルクさん=キーウ市内で2026年2月17日、宮川裕章撮影
一人息子のセルヒさんの遺影に手を置くナタリア・ホフルクさん=キーウ市内で2026年2月17日、宮川裕章撮影

 キーウ北東部リソバ墓地。市内に住むナタリア・ホフルクさん(66)は、一人息子のセルヒさんの墓石に、彼の好物だったレモネードとお菓子を供えた。

 墓石には「セルヒ ホフルク 第24独立突撃旅団 2022年7月1日没する」の文字が刻まれ、ウクライナ国旗と笑顔の写真が飾られている。35歳での戦死だった。

「心配しないで」母との最後の電話

 大学で金融を学び、国立銀行に勤めていたセルヒさんは、20年に軍に志願入隊した。妻と娘の3人で暮らし、どこでもリーダーシップを発揮し、後輩からも慕われていた。ナタリアさんは「家族思いのとてもやさしい息子だった」と振り返る。

 14年にウクライナ南部クリミア半島がロシアによって一方的に併合された後、セルヒさんは国家に尽くしたいという思いを強くした。家族は何度も引き留めようとしたが、戦線…

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