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コロナ下の2020年夏、東京都内の食品会社で働いていた71歳の男性が、業務中に倒れて心筋梗塞(こうそく)で亡くなった。仕事は厚焼き卵の製造で、会社が卵を仕入れ過ぎたため深夜や休日勤務が続いた末の悲劇だった。
労働基準監督署は当初、これを労災と認めなかった。時間外労働が「過労死ライン」に達していない、というのが理由だ。遺族が不服を申し立て、高齢で過酷な作業をしていたことが考慮されて、ようやく労災と認定された。
労働者のうち、60歳以上の人は今や5人に1人に上る。それに伴い労災も増え、死傷者の3割を占める。
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