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学校とわたし

著名人が自身の学校生活を振り返ります。喜びや悩み、思い出がいっぱい。

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学校とわたし

一人で好きなだけ頑張る ダンスアーティスト ハラサオリさん

=内藤絵美撮影
=内藤絵美撮影

 気難しい子供でした。とにかく集団行動が苦手で、小学校は大嫌い。皆と同じタイミングで同じことができず、自分でもどうしてそうなるのか分からなくて苦しかったです。先生からは「目つきが悪い」と怒られることがよくあって、反抗的なトラブルメーカーだとみられていたようですね。

 好きなことは黙々とやるタイプで、国語と美術だけ得意でした。中学受験でキリスト教系の中高一貫校に進学し、自由なことができると勘違いして創作ダンス部に入ったんですが……極端に規律重視で一人が間違えると連帯責任を取る厳しい決まりだったんです。自分は動きがずれたり出遅れたりして迷惑をかけてばかり。いつも自分のせいで皆が「すみませんでした!」と大声で謝っていました。何度もやめたいと訴えましたが、脱落者が出ることさえ許されない雰囲気で、結局、高2の引退まで耐え忍ぶことに。ただ、顧問だった女性の先生は「集団行動が苦手なのも、創作が好きなのもよく分かる。自分の表現を貫いてみなさい」と助言してくれました。

 体育会的な集団行動に疲れ果て、孤独が許される世界を求めて、大学は芸術系を志望しました。高2の冬から東京・お茶の水にある老舗の美大予備校へ通い、初めて「自分の居場所を見つけた」と心躍りましたね。理由をつけて早退しては予備校へ行き、ひたすらデッサンを繰り返す日々。3年になると週6日も通っていたほどです。毎日、絵を上中下で評価されるんですが、全国から上手な人ばかり集まっているので、成績が悪すぎて泣いた…

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