<木曜経済>
関西は地理的な特性から、インバウンド(訪日客)のうち中国の占める割合が高い。関西の玄関口の関西国際空港は首都圏と比べて中国とを結ぶ航空機の所要時間が1時間短いメリットはあるが、経済規模の小ささから欧米便の比率が低いことが結果的に中国への依存度を高めている。
出入国在留管理庁の出入国管理統計によると、2025年の関空の観光客以外も含めた外国人入国者数に占める中国本土の割合は32・1%で、首都圏の成田国際空港(18・5%)、羽田空港(19・7%)よりも高い。25年8月は大阪・関西万博の開催効果で割合は44・6%に上った。
このため日中関係の冷え込みに伴う中国路線の航空機の減便率は関空が大きい。前年と比べた26年1月の旅客便の発着回数の落ち込み幅でみると、成田の30%減に対し関空は60%減。この結果、中国を含む国際線の外国人旅客数は成田の1%減に対し、関空は15%減となっている。
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