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米イスラエルとイランの戦闘が続くペルシャ湾岸、緊張が続くガザ情勢、イスラエルと周辺国の摩擦など、激動の中東情勢を伝えます。

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「置き去り」になったガザ イラン戦闘の陰で和平計画中断か

避難民キャンプに住む子ども=パレスチナ自治区ガザ市で2026年3月12日、ロイター
避難民キャンプに住む子ども=パレスチナ自治区ガザ市で2026年3月12日、ロイター

 米国、イスラエルとイランの戦闘が続く中、パレスチナ自治区ガザ地区の和平計画が停滞している。ロイター通信は9日、米側による2月末の先制攻撃以降、イスラム組織ハマスの武装解除を巡る協議などが中断していると報じた。「忘れられた」ガザ住民は悲痛な声を上げている。

 「国際ニュースはイラン情勢ばかりだ。ガザには復興の兆しもないのに」。最大都市ガザ市に住むアリ・ムハンマドさん(50)は毎日新聞助手の取材にそう語り、ため息をついた。

 ガザの戦闘は昨年10月、停戦合意が成立。1月には暫定統治や復興に向かう「第2段階」に移行した。

 トランプ米大統領が議長を務める暫定統治機関「平和評議会」の初会合も2月に開かれ、湾岸諸国など9カ国が復興に計70億ドル(約1兆円)以上を拠出すると表明。インドネシアなど5カ国が治安維持を担う「国際安定化部隊」に参加することも決まっていた。

 だが報道によると、イランへの攻撃が始まった後、…

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