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火論

社会部、ワシントン・エルサレム特派員などを歴任した大治朋子専門記者によるコラム。

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人質家族という「鏡」=大治朋子

ドキュメンタリー映画「ホールディング・リアット」の日本上映に合わせて来日したブランドン・クレーマー監督=東京都港区で2026年3月6日、大治朋子撮影
ドキュメンタリー映画「ホールディング・リアット」の日本上映に合わせて来日したブランドン・クレーマー監督=東京都港区で2026年3月6日、大治朋子撮影

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 ドキュメンタリー映画「ホールディング・リアット」(全国順次上映中)を見た。イスラエルのプロパガンダ映画では。そんな予想は良い意味で裏切られた。

 2023年10月7日、イスラエル南部のキブツ(農業共同体)がイスラム組織ハマスに襲われた。拉致された女性の救出に奔走する家族。愛し合いながらも衝突する一家の葛藤を描いた物語だ。昨年のベルリン国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞に輝いた。

 米国とイスラエルの二重国籍をもつ高校教諭のリアット・ベイニン・アツィリさん(51)は3児の母。夫アビブさんと共にパレスチナ自治区ガザ地区に連れ去られた。夫は殺害され、リアットさんは54日間の拘束後に解放された。

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