この認知「勝ち筋」です 母は法の素人「情報格差」埋めた生成AI
関東地方に住むリカさん(51)=仮名=は、父親からの認知がない高校2年の長男(17)を女手一つで育ててきた。
軽度の発達障害がある長男の将来を考え、強制的な認知の訴えを裁判所に起こした。
頼りにしたのは生成AI(人工知能)。法律の素人を自認するシングルマザーは、どのような対話を重ねて手続きを進めたのか。
全2回の後編です
前編「私の味方は生成AI」長男の父は誰?シングルマザーが求めた認知
出生を巡る深刻な悩み
リカさんが長男を産んだのは2008年。当時、結婚を考えていた交際相手がいた。ただ、長男の出生を巡り深刻な悩みがあった。
妊娠前、交際相手とその友人男性の3人で飲食した際、友人男性に強い酒を飲まされ、泥酔状態で同意のない性行為をトイレ内で受けた。
出産後に実施したDNA型鑑定では、交際相手が長男の父親である可能性は「0%」。これをきっかけに交際相手との関係は終わった。
他に関係を持った男性はおらず、リカさんは元交際相手の友人が生物学上の父だと思っている。
出産から17年。長男は発達障害に理解がある高校に進学したが、養育費が受け取れない現状のままの将来に不安があった。
弁護士に依頼する経済的な余裕はない。頼ったのはChatGPTやCopilot(コパイロット)といった生成AIだった。
生成AIが示した家裁への請求方法
パソコンでやり取りを始めると、生成AIは次々と回答を返してくれた。
民法が定め…
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