大阪・ミナミの道頓堀で、江戸時代から続く芝居町の伝統を受け継ぐ大阪松竹座が5月に閉館する。道頓堀に最初の芝居小屋ができて、今年で400年。上方歌舞伎をはじめ、松竹新喜劇やOSK日本歌劇団のホームグラウンドとしても親しまれてきた「最後の大劇場」の閉館は、大阪の街と文化にどんな影響をもたらすのか。
街の「格」となる道頓堀の劇場 河内厚郎 評論家・文化プロデューサー
大学を卒業後、東京で暮らしていた私が関西に戻ろうと思ったきっかけの一つに「船乗り込み」の復活がある。大阪の街の、文化に対する意気込みのようなものを感じたのだ。
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