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ダブル10番に大胆起用 セレッソが今、オモロいわけ サッカーJ1

セ大阪の横山夢樹選手=ヨドコウ桜スタジアムで2026年3月7日、中川祐一撮影
セ大阪の横山夢樹選手=ヨドコウ桜スタジアムで2026年3月7日、中川祐一撮影

 「本当にやっていて楽しかったです」

 「ホッとしているし、みんなも『面白かったな』って言っていましたね」

 選手たちの表情に浮かぶのは、まるでアトラクションに乗った後のような高揚感。サッカー・J1のセレッソ大阪が、22日の試合で斬新な試みをした。背景には、クラブと現場が一体となった狙いがあった。

ボスがもたらすワクワク

 ホームのヨドコウ桜スタジアムにヴィッセル神戸を迎えたJ1百年構想リーグ。セ大阪の先発メンバーは示唆に富んでいた。

 最前線に純粋なストライカータイプの選手がいない。

 代わりにいたのは、本間至恩(しおん)選手(25)と柴山昌也選手(23)。俊敏性とテクニックを持つ小柄な2人。ともに攻撃的MFの選手だった。

 試合後、アーサー・パパス監督(46)は意図をつまびらかにした。

 「(選手の)距離感を縮めようというところから『ダブルボランチ、ダブル10番』という形でゲームをコントロールしていこうという発想になった」

 概要はこうだ。

 相手のボランチの両脇に、攻撃の中心「10番」タイプの本間、柴山両選手が立つ。攻撃を組み立てる時はいずれかが低い位置に下がることで味方のパスを引き出し、ボールを保持する。機を見て、ドリブルで突破していくシーンも複数回あった。

 テンポ良く、ポジションが頻繁に入れ替わり、選択肢も増えるため、相手は後手に回る、という狙い。これがはまった。

 柴山選手は「自分と至恩くんが(相手に)つかまえられなかったところが、前半圧倒できた間違いない要因」と言う。

 一方が下がると、ボランチの位置からいずれも長身の田中駿汰選手(28)、石渡ネルソン選手(20)が追い越すようにゴール前に迫った。

 柴山選手は声を弾ませる。

 「全員が技術があって、頭も良い選手…

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