国会で論戦が続く。先の衆院選の結果、日本政治はこれまでに経験したことがない自民党優位の「1強多弱」の時代を迎えたといえる。圧倒的な数を誇る巨大与党を前に、野党の存在意義や役割、政権批判の「受け皿」となるカギは何か。野党に詳しい専門家や、かつて政権交代に関わった人たちに聞いた。
「より良い選択肢」へ備えよ 吉田徹 同志社大教授
野党を英語では「オポジション」といい、元々は「反対勢力」の意味だ。野党という言葉は、明治時代に「在野の党」などという表現がされていて、そこから派生したと言われている。実際には、選挙で負けた単なる「負け組」ではなく、代表制民主主義においては、与党が法や手続きに反する権力行使をしていないかをチェックする重要な役割を担っている。
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