「200点の判決」 とハンター評価 クマ被害に踏み込んだ最高裁
毎日新聞
2026/3/27 21:05(最終更新 3/27 21:58)
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クマによる人身被害が全国的に深刻化する中、最高裁は27日の判決で、北海道公安委員会から猟銃所持が禁じられたハンターに銃を返す判断をした。
クマ駆除は猟友会への依存度が高いのが現状だ。冬眠を終えればクマは再び活動を始める。判決にはどのようなメッセージが込められたのか。
7年ぶりに猟銃取り戻す
「猟銃返還へ」「逆転勝訴」
午後3時40分ごろ、最高裁の法廷で判決を聞き終えた原告の池上治男さん(77)と弁護団は、正門前で紙を掲げた。
「ハンター目線で常識的な判断をしてくれた。これ以上ない判決だ。長い闘いが終わった」。池上さんは表情を緩ませた。
猟銃を失ったのは2019年4月のことだ。
北海道砂川市から要請を受け、体長約80センチのヒグマに引き金を引いた。
子グマであることを理由に逃がすことを提案したが、住民側の強い要望を受けての判断だった。
近くに民家があったことから「危険な発砲」とみなされ、道公安委から猟銃所持の許可を取り消された。
クマ駆除は趣味的な狩猟とは性格が異なる。多くの猟友会はハンターの高齢化や担い手不足に悩みながらも、地域の安全のために自治体からの要請に応えている。
池上さんも道猟友会砂川支部長を務める。
「このままでは誰も駆除を引き受けられなくなる」
自身への取り消し処分がクマ駆除の活動に与える影響を考え、司法に救済を求めた。
1審は勝訴したが、2審で逆転敗訴した。
「萎縮的な影響及ぼす」
最高裁判決までの間にクマ対策は切迫度を増した。25年度のクマによる死者数は全国で13人(2月末時点)。過去最悪だった23年度の6人の2倍超と急増した。
「現場に駆けつけるハンターの頑張りを裁判官にも理解してほしい」
最高裁の判断に期待を寄せて判決を迎えた。
第3小法廷は、…
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