物語の空気が読者捉える 海外でも人気根強く つげ義春さん死去
毎日新聞
2026/3/27 20:07(最終更新 3/27 22:11)
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「ねじ式」「無能の人」などで知られ、夢と現実が入り交じった独特の世界を絵にした漫画家のつげ義春(つげ・よしはる=本名・柘植義春)さんが3日、誤嚥(ごえん)性肺炎のため死去した。88歳。葬儀は近親者で営んだ。
東京・葛飾生まれ。小学校卒業後、家計を支えるためにメッキ工場に見習工として就職。仕事の傍ら漫画家を目指し、1955年、単行本「白面夜叉」で本格デビューした。
貸本漫画や子ども向け雑誌で活躍し、65年から漫画誌「ガロ」に作品を掲載。以来、「沼」「チーコ」「李さん一家」「紅い花」などで注目を集めた。68年には代表作「ねじ式」を発表。夢の中をさまようような物語の醸し出す空気が、読者の心を捉えた。
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