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都市対抗野球2026

社会人野球の最高峰「第97回都市対抗野球大会」が2026年8月26日に開幕。社会人野球日本一はどこに。

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想像以上の波及効果 GMはPL出身、兵庫の「三菱」が社会人野球へ

兵庫三菱自動車の監督に就任した野波尚伸氏(中央)と選手たち=兵庫県西脇市で2026年2月17日午後1時34分、村上正撮影
兵庫三菱自動車の監督に就任した野波尚伸氏(中央)と選手たち=兵庫県西脇市で2026年2月17日午後1時34分、村上正撮影

 物価高騰が続き、経済の先行きには不透明感が強い。2025年12月には社会人野球の名門・パナソニック(大阪)が26年シーズン限りでの休部を発表し、球界に衝撃が走った。

 企業スポーツの意義や価値が問われるなかで、4月に野球部を発足させた企業チームがある。自動車の販売や車両整備などを手がける兵庫三菱自動車販売(本社・神戸市)だ。兵庫県西脇市を拠点に活動をスタートさせた。

 兵庫三菱自動車野球部の運営を担うのは、大阪・PL学園高出身で社会人野球でプレー経験がある梅本猛志ゼネラルマネジャー(GM、55歳)。近年、会社の人材確保に悩まされていた。

「学生からの応募少なく…」

 今、野球部発足の効果に何を期待するのか。答えは明快だった。

 「(会社の)人材確保をどうしていくのかが、大きな課題となっていました。近年の採用は年間10人前後で推移し、24年度はわずか3人。危機感を持ちました。社内の活性化を図る必要があり、人を採用するだけではしんどい状況でした」

 以前は会社の人気もあってピーク時には毎年40人ほどの社員を採用していたが、1995年の阪神大震災を境に減少した。

 神戸の本社屋が倒壊するなど甚大な被害を受けた。採用人数が低調となり、2008年には世界的金融危機「リーマン・ショック」もあって自動車業界全体が苦境に追い込まれた。

 「業種が広がりをみせる中で少子化が進み、学生からの応募は少なくなっていきました。採用は営業と整備士に分かれており、理想は全11店舗に1人または2人を配置したい。最低でも15人は採用しないといけないんですが……」

 24年夏に訪れた東京ドームが転機となっ…

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