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火論

社会部、ワシントン・エルサレム特派員などを歴任した大治朋子専門記者によるコラム。

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米・イスラエル社会の溝=大治朋子

記者会見するトランプ米大統領=ワシントンのホワイトハウスで2026年4月6日、松井聡撮影
記者会見するトランプ米大統領=ワシントンのホワイトハウスで2026年4月6日、松井聡撮影

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 戦争をめぐる米国の世論には4種の立場があるという。

 基本的に戦争反対の「ハト派」と戦争支持の「タカ派」。これに自軍の死傷者数に敏感な「死傷者恐怖派」と、勝てそうだと考えると戦争を支持する「敗北恐怖派」が加わる。米デューク大学政治学部のクリストファー・ゲルピ准教授らが2004年発表の論文などで提唱した「ゲルピ理論」だ。

 それによると、立ち位置が明確なハト派やタカ派、死傷者恐怖派に対し、敗北恐怖派は選挙でいえば浮動票。戦況を総合的に見ながら支持・不支持を判断する。現在継続中の対イラン攻撃でトランプ米大統領がしきりに「我々は勝っている」と繰り返すのも、こうした「浮動票」への目配せだろう。

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