2024年の能登半島地震や豪雨で被災した石川県輪島市で7日、子どもの減少や校舎の損傷を受けて再編され、新たに開校した市立小学校1校と小中一貫校2校の開校式があった。児童生徒らは新しい校歌を歌って開校を祝った。午後には入学式も行われた。
地震後、同市では長期避難や転出が相次ぎ、地震前に約1100人いた児童生徒は713人まで減少。教育環境の充実を図るほか、損傷した校舎の解体や改修も必要なため、同市は3月末で11校を閉校し、3校に再編した。3校と存続する輪島中の計4校体制になった。
このうち三つの小中学校を再編した「門前学園」(同市門前町)では、2年生から中学3年にあたる9年生までの児童生徒約60人が開校式に臨んだ。小川正・市教育長の開校宣言の後、9年生の松本風花さんが「みんなで支え合って温かい、そして一人一人の夢に向かって挑戦し合える学校にしたい」と抱負を述べた。
新しい校歌は「マツケンサンバⅡ」で知られる作曲家の宮川彬良(あきら)さんが作曲。歌詞は「残酷な天使のテーゼ」を手掛けた作詞家の及川眠子(ねこ)さんが担当した。式には、東京パラリンピック開会式で国歌を独唱した全盲のシンガー・ソングライター、佐藤ひらりさんがサプライズで登場し、児童生徒らと一緒に歌声を響かせた。【中尾卓英】
【時系列で見る】
-
「はるかのひまわり」能登へ 阪神で妹失った女性、希望の種まき
22時間前 -
「幸せいっぱい」能登被災地で「花嫁道中」 出会いはウクライナ
6日前 -
輪島のしょうゆ蔵×南相馬のクラフトサケ 「絆」生んだどぶろく
8日前 -
15人だけの高校1年生「あきらめない」 被災地の入学式で誓い
26日前 -
石川・輪島の新小中学校3校で開校式 能登地震被災で再編
28日前 -
東北では創造的復興が重荷に 失敗を繰り返さないための教訓とは
28日前 -
心ほぐす温かな集い 大学生有志が足湯ボランティア 石川・珠洲
35日前 -
「能登に活躍する姿届けたい」 智弁学園・番匠が臨んだセンバツ
35日前 -
「また戻りたい」、関係人口拡大へ 能登高生企画の被災地ツアー
38日前 -
輪島朝市、和倉温泉…能登の観光地、数年後の本格復旧へ「一歩」
40日前 -
コンサルが地域の声を聞き、視察も… 頼らざるを得ない実情
47日前深掘り -
能登半島地震被災6市町 復興計画策定100%でコンサル利用
47日前 -
能登半島地震による海岸隆起、世界最長級と判明 約100キロ
50日前 -
「平坦ではなかったけれど」 奥能登で卒業式、住民ら門出祝う
53日前 -
東京・立川防災館リニューアル 能登半島地震の再現コーナーを導入
59日前 -
「能登は忘れ去られている」 古里復興へ、願い託す衆院選 石川3区
89日前 -
阪神大震災追悼の「希望の灯り」 能登半島地震の被災地で点灯式
93日前 -
機能的でおしゃれに 平時から使える防災ベスト、福井工業高専が提案
103日前 -
自主避難先に使われたビニールハウス 耐久性を探った福井工業高専
103日前