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緊迫する中東情勢

米イスラエルとイランの戦闘が続くペルシャ湾岸、緊張が続くガザ情勢、イスラエルと周辺国の摩擦など、激動の中東情勢を伝えます。

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不透明なホルムズ海峡の正常化 一時停戦も根強い市場の警戒感

ホルムズ海峡が事実上封鎖される中、オマーンのマスカットの港に停泊するタンカー=2026年3月12日、ロイター
ホルムズ海峡が事実上封鎖される中、オマーンのマスカットの港に停泊するタンカー=2026年3月12日、ロイター

 米国とイランが2週間の停戦合意にこぎ着けたことを受け、市場では株価上昇と原油価格下落が一気に進んだ。原油供給の混乱収束に向けた動きを歓迎した形だが、各国が期待するホルムズ海峡の正常化につながるかは見通せない。

 「お祝いムード全開というより、慎重な楽観論にとどまっている」。あるアナリストは停戦合意を受けた8日の市場を覆う雰囲気を、こう表現した。

 ニューヨーク原油先物相場は指標となる米国産標準油種(WTI)が急落したものの、1バレル=90ドル台の高値圏でおおむね推移した。イラン攻撃前より4割程度高い水準だ。今回の合意が恒久的な停戦につながり、石油タンカーなどの船舶が従来と変わらずに海峡を往来できるか、市場が十分に確信を持てないためだ。

「通航料」が必要に?

 合意を巡る米国とイランの発信を見ると、今後のホルムズ海峡の航行に関する見解が一致しているか定かではない。トランプ米大統領は自身のソーシャルメディアで「完全かつ即時、安全な開放」を条件に一時的な停戦に同意したと述べた。対するイラン側は…

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