特集

緊迫する中東情勢

米イスラエルとイランの戦闘が続くペルシャ湾岸、緊張が続くガザ情勢、イスラエルと周辺国の摩擦など、激動の中東情勢を伝えます。

特集一覧

「生き残るための戦い」は終わらない ガザの高校教師が手記

国連児童基金が運営する仮設の学校。周辺には破壊された建物が広がっている=パレスチナ自治区ガザ地区ガザ市で2026年4月2日、アシュラフさん撮影
国連児童基金が運営する仮設の学校。周辺には破壊された建物が広がっている=パレスチナ自治区ガザ地区ガザ市で2026年4月2日、アシュラフさん撮影

 パレスチナ自治区ガザ地区ではいま、人々はどんな思いで暮らしているのか。ガザ市に暮らす高校教師、アシュラフ・ソラーニさん(50)が手記を寄せた。

「きょうはどれぐらい食べられるか」

 2年以上にわたりガザで繰り広げられた壊滅的な戦闘は、10日で停戦から半年だ。停戦合意は成立したが、私たちの日常生活に目を向けると、「停戦」という言葉は必ずしも現実を表していない。むしろ「生存のための戦い」が始まったと言っていいかもしれない。

 イスラエルは、1日当たりトラック600台分の支援物資をガザに送っていると言う。だが、燃料などの物資は今も搬入が制限されている。

 パン屋も操業を制限せざるを得ないため、パンの配給は1日2回だけで、分量もとても足りない。「きょうはどれくらい食べられるか」。いつもそんな心配が頭をよぎる。

 イスラエル軍の攻撃は今も散発的に続いている。停戦後だけで700人以上が死亡した。上空には常に無人航空機(ドローン)の音が鳴り…

この記事は有料記事です。

残り744文字(全文1159文字)

【時系列で見る】

関連記事

あわせて読みたい

この記事の特集・連載

この記事の筆者

アクセスランキング

1時間
24時間
SNS

スポニチのアクセスランキング

1時間
24時間
1カ月