米国とイランの停戦合意を巡って、双方の認識の違いが浮き彫りとなっている。早くも非難合戦を繰り広げて停戦に暗雲が垂れこめる中、和平に向けた交渉の実現も危ぶまれる。
「(イランが提示した10項目の提案は)文字通りゴミ箱に放り込まれた」「要望リストを合意として受け入れるのは、全くもってばかげている」
米ホワイトハウスのレビット報道官は8日の記者会見で、イランが提示してきたとする案についてこう批判した。その上で、現在は修正された「より合理的で、完全に異なる」案になっていると主張した。
トランプ氏の投稿が波紋
10項目の提案が米政権内で問題になる理由は、トランプ氏が記した7日の投稿にある。自身のソーシャルメディアで14日間の停戦への同意を発表し、提案が交渉の「基盤」になると評価した。
ただし、イラン側に有利な内容が多く盛り込まれていた。ホルムズ海峡を事実上「人質」にとられた形のトランプ氏が大幅に譲歩したとの見方も広がったほどだ。イラン最高安全保障委員会も提案を米国が交渉の「基礎」として受け入れたと主張した。
とりわけ問題になっているのが…
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