15人だけの高校1年生「あきらめない」 被災地の入学式で誓い
毎日新聞
2026/4/10 08:45(最終更新 4/10 08:45)
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石川県穴水町の県立穴水高校で8日、15人の新入生が期待を胸に高校の門をくぐった。入学者数は、今春の同県全日制の公立高校で最少。「私たちは決してあきらめない」。被災地の高校生が、入学式で誓った言葉の意味とは――。
穴水高は、2024年の能登半島地震で校舎や体育館の壁に亀裂が入るなどの被害を受けた。長期の改修が必要になり、生徒たちは近くの穴水中で3月末まで「間借り授業」を強いられた。
穴水高の入学者数は、定員80人に対し、地震前は40人程度。しかし、地震後の24、25年はともに約30人と2割以上減り、今春はさらに半減して過去最少となった。
この日の入学式で宣誓を行った新入生代表の保蔵華菜(ほぞうかな)さん(15)は、「私たちは決してあきらめない。一人一人の目標や希望を実現させたい」と力強く語った。
保蔵さんは中学時代、防災や復興の学習に熱心に取り組んだ。昨年は、東日本大震災の被災地、宮城県石巻市から同町を訪れた若い語り部らとも交流。「地震の記憶を風化させてはいけない。同じ被害を繰り返すことになる」と訴えた。
一方、穴水高も…
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