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ウクライナ侵攻

ロシアがウクライナに全面侵攻してから26年2月で4年を迎えます。現場では今、何が起こっているのか。トランプ米大統領が意欲を示す停戦の行方はーー。

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ロシアが誇示する帰還軍人優遇 裏で学生の勧誘進み、戦傷者増加

ロシアの「特別軍事作戦」の前線から帰還し、義手で作業する元軍人の写真=モスクワのタス通信本社前で2026年4月10日、真野森作撮影
ロシアの「特別軍事作戦」の前線から帰還し、義手で作業する元軍人の写真=モスクワのタス通信本社前で2026年4月10日、真野森作撮影

 ウクライナとの戦闘が長期化するロシアで、前線から帰還した軍人に対する就労支援や優遇措置のアピールが目立つ。大学生を軍に勧誘する動きが報じられる中、軍務経験を前向きに宣伝する狙いも透けて見える。一方で、支援の実態からは、戦傷で重い障害を負う例が少なくない現実が浮き彫りとなっている。

 「私は先日、祖国防衛者基金とモスクワ国際関係大学が共催した(帰還軍人向けの)都市インフラ・地域開発管理の講座を修了した。こうした取り組みは、最前線から戻った者の職業的成長には極めて重要だ」

 退役軍人のウラジスラフ・ブラブレフ氏は4月上旬、モスクワでの記者会見で、自身が学んだ講座の意義を語った。第3期となる今回を修了したのは29人で、よりすぐりのメンバーとされる。

 ブラブレフ氏は「特別軍事作戦」の戦場で多くの負傷兵を避難させたなどの功績が認められ、複数の勲章を授けられた人物だ。9月のサンクトペテルブルク市議選では、与党・統一ロシアからの立候補を予定している。

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